2014/08

2014/08/31


カノジョとの交際を始めて3年ほどたったころ、いよいよ結婚する運び

となりました。(形だけの夫とは、とうに清算していました。)

また、発症して2年くらいでしたが、カノジョは私の病気のことを承知

した上での結婚でした。


当時は会社に復帰後、なんとかかんとか仕事もこなせていました。


休みの日は式場選びに見て回り、式場や引き出物が決ると今度は披露宴の

進行、招待客と席順、スタッフ(司会、受付、カメラマンなど)の依頼

などなど決めることが山積でしたが、ふたりで準備しました。



準備万端整い、いざ挙式当日。

まだ妄想はなくなっていなかったのです。

私の顔が強ばっているのが、のちに録画を見ても分かるくらいです。


さすがに見かねたのか、本部長のスピーチでは「結婚生活で3つの大切な

もの」として最初に挙げたのが「笑顔」でした。



そんなこんなで、皆様に支えられ結婚式と披露宴は無事終わりました。

二次会にもお世話になった上司・元上司の方々も駆けつけてくださり、

盛り上がりました。(よくは覚えていませんが……笑)



そして二日酔いと妄想を抱えて、翌日アメリカ西海岸へとハネムーンに

旅立つのです。



果たして無事帰ってくることはできるのか?

 




以下ボタンをクリック(タップ)頂けると励みになります。

統合失調症 ブログランキングへ

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2014/08/29


これを読まれている方は、すでにデイケアに通った経験をお持ちの方も

多いと思いますが、ご存じない方を想定して少し書いておきます。


あらかじめ断っておきますが、以下は一般的なものではなくあくまで

私自身が通っていたクリニックの体験に基づいています。



デイケアは週月曜日から土曜日までの6日間、朝9時半から始まり、

昼食を挟んで夕方4時ころに掃除を済ませて終わります。


半日に1つのプログラムが決っているので、1日に午前と午後の2つの

プログラムがあり、1週間で12のプログラムをこなす事になります。



デイケアには、ケースワーカーや看護師、看護師のインターンなどが

見守るほかに、プログラムによっては講師もいらっしゃいます。



プログラムの例を挙げれば、書道、俳句、音楽(1つの曲を聴きイメージ

したことを文章にし発表する)、美術(デッサンなど)、英語、中国語、

料理、奉仕活動(近隣のゴミ拾い)、スポーツ、時には、茶道、色々な

施設見学など実に多彩です。季節の節目には、イベントもあります。


各プログラムは、体調により参加・不参加は自由です。



そのクリニックには、重症な患者が何人も通って来ていました。

中には5年以上も通っている人もいました。卒業していく人は少なく、

リストカットを繰り返す人や、OD(オーバードーズ)によって命を

落とす人もいました。



私はといえば当時、デイケアは監視社会や隠語でのコミュニケーションに

不適応な人が来るところだと疑っており、それに適応するように訓練する

場だと思い込んでていたので、相変わらず神経をすり減らしながら参加し

ていました。


しかも最初に投薬を断っていたので、今思えば復帰訓練もなにもあった

ものではありませんでした。





以下ボタンをクリック(タップ)頂けると励みになります。

統合失調症 ブログランキングへ

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2014/08/28


このころになっても、異変の原因が自身で仮説を立てた3つの原因

どれかは特定できていませんでした。場合によっては、3つすべてが

原因かも知れないとさえ考えていました。


当時はまだ妄想という自覚(病識)はまったくなく、(関係妄想や

注察妄想という)現実のなかでどう行動してゆくべきかに四苦八苦

していました。



実は現実の社会は、当然のように盗聴器や隠しカメラが仕掛けられて

いて常に誰かに監視されているので、どこかの共産主義国のように自由に

発言・行動できない仕組みになっているのでは?


そして誰もがそれを知っているけれどそれをさとられないように、隠語を

もちいたりボディランゲージで対話を成立させているのでは?


と考えるようになっていました。


「壁に耳あり障子に目あり」とはこういうことだったのか、などと変に

解釈したりしました。



あるとき課長に、「少し休みを取った方がいいのでは?」と気を遣って

頂きました。きっと言動が不自然だったのでしょう。


今は亡き父に連れて行かれたのは、副都心のクリニックでした。

そこは精神疾患とアルコール中毒、それに老人性痴呆症を扱っていました。

アルコール中毒患者の中に、反社会的勢力の一人と思しき患者も見られ

たためか、ここは裏社会と通じているなと思い込んでいました。



院長の診察を受け、統合失調症を疑う質問(盗聴器が仕掛けられていると

思うか、テレビで自分の事を言っていると思うかなど)をいくつか訊かれ

ましたが、監視社会を公言すれば治療という名のどんな制裁を受けるか

恐怖だったので、すべて否定しました。


また、薬も拒否し自力で直す考えを宣言しました。


診断の結果、翌日から3か月の休職を命じられました。



そしてその間、デイケアという社会復帰訓練に朝から夕方まで通うことに

なったのです。





以下ボタンをクリック(タップ)頂けると励みになります。

統合失調症 ブログランキングへ

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2014/08/27


前回に引き続き、今回も補足説明をさせて頂きます。

幻覚の中でも統合失調症に起きやすい幻聴にスポットを当てます。


幻聴には4つの条件がそろうと起こりやすいと言われます。

それは、「不安」「孤立」「過労」「不眠」の4つです。


これら4つがそろいやすいのは次のような場合だと考えられます。

・何かと忙しくせわしない。

・日常生活や人間関係が大きく変化する。

・新しいことや苦手なことにチャレンジする必要がある。

・心配事や失敗のリスクが生じて、ある程度の期間それに

 耐えなくてはいけない。

・自分で最終的な責任を負わざるをえない。


具体的には、受験、入学、留学、就職、家族からの独立、引越、

人間関係のトラブルや破綻などの「生活の節目」に、4つの条件

がそろい幻聴を起こしやすいとされています。



また、幻聴を題材にした作品に次のようなものが挙げられます。

1)ムンクの『叫び』(絵画)

  これはあまりにも有名なのでご存知の方も多いでしょう。

2)サカナクションの『エンドレス』(楽曲)

  これは私見ですが、幻聴を体験しないと作れない作品だと

  思います。ご存じない方は YouTube などでご視聴頂けます。



(本稿は『「正体不明の声」ハンドブック』原田誠一 著 を

参考にさせて頂きました。)





以下ボタンをクリック(タップ)頂けると励みになります。

統合失調症 ブログランキングへ

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2014/08/26


ここで一息入れて、本題では触れきれない話題について説明を簡単に

補足したいと思います。


ひと口に「幻覚」といってもいろいろあります。

一般的に「幻覚を見る」などと言うこともありますが、この場合厳密

には「幻視」のことを指します。


以下、幻覚の種類。

・幻聴:対象がないのに音や声が聞こえてくる感覚。

    「げんちょう」と読みます。

・幻視:対象がないのに人や物が見える感覚。

    「げんし」と読みます。

・幻味:対象がないのに味がする感覚。

    「毒を盛られた」と訴える患者もいます。

    「げんみ」と読みます。
    ただ、亜鉛不足により、味覚が鈍ることもあります。 

・幻嗅:対象がないのに臭ってくる感覚。

    「げんきゅう」と読みます。

・幻触:対象がないのに誰かに触られたり、

    虫がはいずるといった感覚。

    「げんしょく」と読みます。


統合失調症においては、主に幻聴が見られると言われています。





以下ボタンをクリック(タップ)頂けると励みになります。

統合失調症 ブログランキングへ

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加