すったもんだの新婚旅行(前回記事、前々回記事)から帰国後、土産を配り仕事に戻りました。
当時の担当は名古屋のお客さまだったので、何かトラブると急遽
新幹線で東京から現地に駆けつけるということも幾度かありました。
そういう環境の中でしばらく経つと、また波がやってきました。
今まで落ち着いていた妄想が、出張中のあるトラブル会議の最中に
突然襲ってきたのです。
そうです。また会議の参加者らが隠語(または暗号)を使って会話
しているものと思えてしまったのです。
私はその場をなんとか凌ぎ、本社に持ち帰ったトラブルも対処しま
した。
しかし今度の再発は、隠語(暗号)を用いた意思疎通と、監視社会
を忘れかけていただけに、やはりそうだったのかという衝撃は
仕事を続けるにはあまりに大きいものでした。
そうして今回は、自ら休職を願い出ました。
約1年振りのデイケア通いとなりましたが、相変わらず懐かしい顔
がありました。
前回投薬を拒んだ時に先生から「再発するよ」と脅されていたので、
今度ばかりは薬を受け入れざるを得ませんでした。
薬を飲むと今まで敏感だった神経が鈍るような感覚でした。
デイケア参加者とも「隠語」「暗号」を交えず素で会話できました。
しかし感覚が鈍ると同時に、今まで四六時中張りつめていた緊張の
糸が切れたかのように、何もする気が起きなくなったのです。
プログラムに参加するのが精一杯の状態でした。
それどころか、電車に乗って通うことさえ億劫になってきました。
果たしてこの状態で復帰することができるのでしょうか?
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