今回もまた補足をさせて頂きます。


書籍などでご覧になった方もいらっしゃると思いますが、

ここでもう一度おさらいしておきましょう。



以下の図は、統合失調症のたどる経過を一般化して

よく図式に表されるものです。


横軸は時間の経過、縦軸はエネルギーのレベルを示します。

二軸の交点では、エネルギーが0(ゼロ)になって

しまいますが、これは個々人の平常時のレベルと考えて

頂いてよろしいかと思います。

toshitsu_process

(図)


最初はまだ病気かどうか判別できない段階です。

これを前兆期(または前駆期)といいます。

私の場合、何だか周りの様子がおかしいと

感じていた頃です。


次に、神経が高ぶり周囲に過敏になる段階です。

これを急性期といいます。

陽性症状(幻覚や妄想など)が現れる頃です。


その後、急激にエネルギーレベルが落ちる段階です。

これを消耗期(または休息期)といいます。

陰性症状(抑鬱状態など)が現れる頃です。


そして徐々にエネルギーが戻ってくる段階です。

これを回復期といいます。

その頃に認知機能障害が現れることもあるようです。


ただし、認知機能障害については統合失調症の発症前に

見られるケースもあるようです。


私の個人的意見を述べさせて頂くと、これは理想的な

回復への経過だと思います。

私自身はこの経過の一部を繰り返しながら、現在も

なお関係妄想や意欲減退、ひきこもり等と付き合い

ながら生活しています。



いずれにせよ、回復にはとにかく時間(数年)が

かかると考えてよいと思います。

自分は今どの段階なのかを把握することも大事な

ことかもしれません。



慌てずじっくり腰を据えて直していきましょう。


下記参考図書は、精神科医のお立場から著された書籍です。
とても詳しく書かれており、私も付箋だらけになってしまいました。 


統合失調症 その新たなる真実



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