診療所の先生がいろいろな薬を試して下さったことが功を奏して、次第に元気を取り戻しました。

同僚との夕食時や、小さな飲み会などで、病気に関する自虐的なギャグを飛ばしておどけてみたりしました。

元来学生時代から、統合失調症を発症するまでは、ナチュラルハイでしたので、かつての自分を取り戻したような嬉しい気持ちでした。


話は脱線しますが、副都心のクリニックのときも、築地のときも、はっきりとは病名を知らされていませんでした。

会社に診断書を提出する必要があるときも、「自律神経失調症」とか「抑鬱状態」など、会社に与える印象(インパクト)を悪くしないようにという配慮からでした。また、会社の診療所に移っても同様に診断書上は「適応障害」と書かれていました。これもやはり、仕事をしていく上で私に不利にならないようにとのことでした。会社内の診療所でしたので、カルテは会社に残ることになりますので。

その度に私は関連書籍を読みあさり、自分が「統合失調症」であることを覚っていました。


私は診療所の先生に対して、いずれは個々人の遺伝子配列にしたがってそれぞれに適合する薬ができますよ、などと生意気にぶってみたりもしました。(2014年5月現在、実際に「核酸医薬品」の研究が進んでいて、細胞内のDNA や RNA と結合して病気を元から断つようになるらしいです。また核酸医薬品は従来の薬よりも副作用が小さく効き目が大きいということです。)


話を戻して、診療所の先生は洞察力がありましたので、1~2週間に1回の診察で、私が少しテンションが高くなっているのを心配し、処方を変えました。

つまりは、神経が高ぶるほど陽性症状が現れやすくなるため、神経を少し鈍らせたのです。


こうして、元気(ハイテンション)な私は一時的なもので終わりました。




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