2014/09

2014/09/30


前回は新しい配属先でのことをお伝えしました。


少し補足させて頂きます。


この時はコミュニケーション力も落ちていて、常に不安を抱いていたうえに、有給休暇がない状態でしたので、休んだときは休日出勤をして穴埋めをしなければならい崖っぷちでした。

「仕事上の不安は仕事で解消する」というのが持論でしたが、不安感・鬱状態は私生活にも及んで常態化していました。

よって、仕事で解消できる問題ではなく、生きる意味とか、生きる上での働く意味とかを改めて考えるようになりました。


今の会社を辞めて幸運にも新たな仕事に就けたとしても、収入が下がるのは火を見るより明かでしたし、そもそも病状を改善する根本的な解決にはなりません。

かといって、このまま仕事を続けていけるのか、家族を養っていけるのかが大問題でした。


こうして鬱状態が続き、結局ふたたび入院することになりました。


一度目の入院のときは、幻覚や妄想の陽性症状が原因でしたが、2か月半で退院できました。

今回の入院は、鬱・意欲減退の陰性症状が原因です。陰性症状というのが厄介で、退院までには最終的に半年以上かかりました。


入院患者には、老若男女・病気も様々な方々がいらっしゃいます。

自宅療養とは違い、いろんな人と会話できるので、コミュニケーション力の衰えを取り戻すことができました。


何より、仕事が絡まず損得勘定もないし、社会生活から外れ一休みしている者同士なので、ざっくばらんに話すことができます。

もちろん体調の優れない時は、ベッドで読書するなり考え事をするなりして過ごします。


入院することによって、自分を見つめ直したり、心身の状態に気を配るようになりました。




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2014/09/29


何か月もの通勤練習を経て、やっとのことで新しい配属先が決りました。

会社の財布を管理する部署、とでも言っておきましょうか。


配属先が決ったことに喜ぶべきところですが、不安で一杯です。

当時、通勤練習のぬるい環境にすっかり慣れてしまっていました。


一週間ほどの研修を終え、上司のアシスタント的な仕事をすることになりましたが、今回の上司は人情味に溢れながらも、仕事のできる有能な方です。


部署のメンバーには、障害をもった人も何人かいて、彼らも他のメンバー同様に担当する仕事をきちんとこなしていました。

その姿は、励みであったと同時に、プレッシャーでもありました。


私の悪い癖は、自分ができることは誰もができる、と考えてしまうことでした。


会議では、何度経験しても全てを理解するには及ばず、落ち込んだものです。


親しさをもって話しかけて下さる先輩方はいましたが、受け答えをするのもつらいときがたびたびありました。きっとマイナス・オーラを出していたと思います。



ある朝、どうしても会社に行くことができず上司に電話をした時に、

「つらいのをよく頑張ったな」

と言われたとたん、胸にぐっとくるものがありました。


しかし私はすでに、鬱の泥沼にはまっていて、頑張り続けることはできませんでした。


この時の上司とは、私が発病する前の元気な時に出会いたかったと思えてなりません。




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2014/09/28


数週間の自宅療養ののち、「復帰プログラム」は通勤練習の段階に入ります。


「通勤」練習と言っても、最初は会社に行く訳ではなく、とにかく外出するところから始まります。徐々に外の刺激に慣れていくのです。


最寄りの図書館などに、週2~3日から通い始め、段々と毎日通えるように習慣づけてゆくのです。

そして仕事に関連した書籍を読みます。


私の場合、図書館まで徒歩で片道30分近くかかりますが、入院で落ちた体力を戻すにはちょうど良い運動にもなりました。


外出に慣れてくると、次に電車に乗ることにも慣れる必要があります。

そこで初めて、会社に行く段階に入ります。


出社しても、まだ仕事は与えられることはありません。やはり、通勤に慣れることに主眼が置かれています。

朝、会社に行き、午前中のみ、読書や、産業カウンセラーとの面談、診療所への通所などして、昼には会社を出て帰宅します。


それだけでも、疲れることに気がつきます。

かなり体力が落ちていたということです。


午前中のみの出社から、徐々に時間を伸ばし、昼を挟んで午後4時頃まで会社で自学自習を行います。


この通勤練習の段階には、何か月も費やしました。

というのも、新たな配属先との調整も必要だからです。


会社に行くようになっても、あくまでも自主的に練習しているという形であって休職扱いなので、仕事はさせてもらえません。



通勤練習にも慣れてくると、今度は周りの人に迷惑かけずに仕事ができるかどうか、が不安になってきます。




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2014/09/27


2か月半の入院生活を終え、退院することとなりました。

とは言え、会社復帰にはまだまだかかります。


ちょうどこの頃、会社では鬱をはじめ精神疾患への対応として「復帰プログラム」というサポートを始めたのです。

復帰までのプロセスの大枠を決めたのです。(細かい点では個々人の状況に合わせて調整されます。)


基本的に、自宅療養~通勤練習~軽勤務(短時間勤務)~通常勤務と言う具合に、段階を踏んだ上でスムーズな復帰を目指すものです。

段階を踏むには、診療所の先生と産業カウンセラー、それに人事部の人と本人の合意のもとに進めます。

その間、簡単な報告書の提出も求められます。



自宅療養中は、以下のような具合です。


退院後の私は生活を改め、三度の食事と起床・就寝を規則正しくし、服薬も処方通り行いました(本来当たり前のことですが……)。


その頃は書籍を年間百冊くらい読んでいたので、これを機に大きい書棚を購入してきては組み立て、たまった本を整理しました。

書棚を収めるにあたり、納戸も整理しました。


また、経済的不安の解消と将来に備えるため、財務諸表の見方を勉強したり、外貨預金の勉強をしたりもしました。


このころには、入院のおかげで陽性症状は概ね治まっていました。

守られた環境下(刺激の少ない状況)で、確実な服薬と十分な睡眠をとれた結果だと思います。


ただ、将来に対する不安は拭え切れませんでした。




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2014/09/26


精神科の「閉鎖病棟」と聞くと、なにか監獄のようなイメージを抱く人もいらっしゃるかも知れません。「閉鎖」の語感からですかね。


確かに、鉄格子こそないものの、外出は制限されます。

また、様々な症状の患者さんもいらっしゃいます。相部屋の場合それがフラストレーションになることもあります。

それらを除けば、看護師さんたちはみな親切ですし、談話室でテレビも見られるし、清潔で明るく、閉鎖病棟内であれば行動も自由で過ごしやすい環境です。


外出が制限されていることは、裏を返せば守られているとも言えますし居心地が良いと感じさえしました。


「じゃ、売店など外へ行きたい場合どうするの?」そんな疑問もあるかと思います。

買い出しは、看護師さんにお願いすれば買って来て頂けます。

外出は、一定期間経てば(病状が落ち着けば)、最初のうち看護師さんが同行して、病院内を散歩することができます。さらに良くなれば、一人で出ることもできます。

病院の外に出るためには、一般病棟に移ってからなら可能です。


入院中の一番の関心事といえばやはり食事ですね。

病院食というと、味気ないイメージを持っていましたが、さにあらず。

熱いものは熱く、冷たいものは冷たい状態で、美味しく頂けました。

メニューの種類も豊富で、肉・魚・野菜、煮物・焼き物・炒め物、和・洋・中と様々です。

Aメニューと Bメニュー の2通りから選ぶことができました。


病院食になくて食べたくなったものというと、思いつく限り、ピザとかラーメンくらいでしょうか。


私には入院自体が初体験でしたので、他の病院がどうなのか分かりませんが……。




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