2014/10

2014/10/31


以前「021 統合失調症の経過」にて、一般的にたどる経過を

お伝え致しましたが、最後の段階の「回復期」に焦点を絞って

考えましょう。


この段階は、エネルギーのレベルが正常な状態に徐々に戻っていく

段階です。

ただし、順調に戻って行くかと言うと残念ながらそうはなりません。

個人差はありますが、上下の波(気分の浮沈)を繰り返しながら

ゆっくりと回復して行くのです。


例えて言うならば、適切な例えかどうかはともかく、日経平均株価が

上昇トレンドになるような感じです。一直線に上昇することなく、

短期的には乱高下(らんこうげ)しながらも、反発・反落を繰り返し

ながら中長期的に上昇するようなものです。


エネルギーのレベルの波が上下するということは、昨日までは活動的

だったのに、今日は布団から出られないほど体調が優れない、といった

こともありうるのです。

それでも病状は回復に向かっていると考え、慌てないことが大切です。



私について言えば、早期退職した後は、大きな波こそないものの、

やはり体調の良い時期と悪い時期はありました。

体調が良いと言っても、エネルギーのレベルは正常なレベルよりも低い

ので、健康な人と比べればまだそこまでは活動的ではありません。


妻が週5日はパートに出ているので、ウチの掃除は自然と私の役割と

なりますので、毎日掃除機をかけていますが、この単純作業すらやる気

が起きない時もよくあります。


前回の診察で、主治医にやる気が起きない旨話したところ、抗鬱剤は

これ以上出せない、と言われてしまいました。

現在私は、抗精神病薬と抗鬱剤、睡眠導入剤を服用しています。

これらの薬は、何か月も変わらず浮沈を繰り返しながらも安定しつつ

あります。



いずれにせよ、回復に向かう途中(「回復期」)であっても、落ち込み

があること、回復には時間がかかり個人差もあること、を知っている

のと知らないのでは気の持ちようが違ってくると思います。




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2014/10/30


前回の記事では、入院中に読書量を増やした、という話をしました

が、それは体調が良い時のことです。


鬱状態、あるいは意欲減退の酷い時は、活字を受け付けませんでした。


そもそも、本を読むとか新聞を読むというのは、能動的な行為だと

思うのですが、そういう行為は鬱状態の時には困難なのです。


自分で、本くらい読めるようにならなくちゃと頑張ってみても、

何度も同じ箇所を目で追ってみても、内容が頭に入ってきません。


そういうときは観念して、静かな音楽でも聴いて心を落ち着かせる方が

賢明だと思うのですが……。



あるいは、テレビを見て気を紛らわすのもいいかも知れません。


テレビが見られるかどうかも、病状の目安となります。

テレビは受動的な行為ですから、能動的な読書に比べ困難を伴いません。


例えば、ニュースが頭に入ってくるかとか、ドキュメンタリーで感動

するかとか、お笑い番組を見て楽しいかとか……。

なんでもいいんです。内容が受け入れられるかどうかなのです。


私が鬱状態の酷い時は、テレビや音楽すら受け付けず、騒音としか

聞こえてきませんでしたから。



要は病状具合で、行動を調整してみることです。


1 まずは受動的な行動ができるか?

  静かな音楽やテレビが騒音として聞こえないかどうか。


2 次に能動的な行動ができるか?

  本や新聞を読んでスムーズに頭に入ってくるかどうか。


3 受動的な行動+能動的な行動

  人と楽しくコミュニケーションがとれるかどうか。

  本を読んで(章ごとでも)内容がまとめられるかどうか。


あまりにひどい状態の際は、休養が一番だと思いますよ。




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2014/10/29


今回は、入院による治療と自宅療養による治療を比較しながら

違いを考えてみましょうか。


入院するのは、当然ながら症状が重い場合なので、一概に比べる

ことはできませんが、服薬と休息が必要な点は共通していますので、

参考になれば幸いです。


■処方

入院中は、主治医や看護師さんが近くにいて、患者さんの状態を

常に診ていますので、状態により処方をすぐに変更できます。

一方、自宅療養(私)の場合、通院は4週間に1度なので、処方の

変更がある場合でも日数を要します。


■生活リズム

病院は、起床・消灯の時刻が決っていますが、自宅はもちろん

自己管理が必要となります。ついつい朝寝坊したり、遅くまで

起きていたりしてしまいがちです。実は睡眠のリズムは、ばかに

できないほど、体調に影響することを入院・退院で知りました。


■他人とのコミュニケーション

私が現在、コミュニケーションをとっているのは、ほぼ妻と子供

だけです。それとたまに、旧友と会って飲んだりするくらいです。

その他医者に通う以外は引きこもっています。

062 対話の反射神経」でご紹介したように、コミュニケーション力

の衰えは、悲劇を招くことにもなりかねません。でも、入院中

であれば、いろんな入院患者さんや看護師さんとお話できます。

体調が悪ければベッドに入っていることもできます。


■生活上の制限

私が入院した頃は(二度とも)まだ、スマホが普及していなかった

のですが、それを前提とすると、入院中はネットに繋げることは

(パソコンの持ち込みが許可されたとしても)できませんでした。

また当然のことながら、アルコール類は厳禁です。テレビも夜

10時以降は許されません。しかし、制限されているからこそ、

その状況下で何ができるかを考えて行動するようになります。

私は、入院を好機と捉え読書量を増やしたり、患者さんと積極的に

お話したりするようにしました。


■コスト

入院には費用がかかりますが、制度を利用すれば低く抑えることは

可能です。私が会社にまだいた頃は、「限度額適用認定証」を会社の

健保組合に請求して、高額療養費制度を利用しました。

自己負担限度額は、「80,100円+(医療費ー267,000円)x1%」

に、差額ベッド代(個室の場合)と食事代を加えた金額です。

もし、民間の医療保険に加入していれば、請求してほぼまかなえます。


※自己負担限度額は毎月清算します。



入院しないことに越したことはないのですが、もしも入院することに

なったとしても、それは回復への近道だと言えます。

また、自宅療養だとしても生活上の制限がないため、自分のペースを

保ちつつ(時には家族に支援してもらいながら)焦らずに治して

ゆきましょう。




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2014/10/28


現在より症状が酷い時は、独りになりたい時がしばしばありました。


「孤独」になりたかった訳ではありません、念のため。


満員電車にゆられながら通勤し、会社で神経をすり減らし、帰宅すると

クタクタでした。

そんな時、家族がテレビでバラエティ番組かなんかを見ている際、

笑いが起きると自分が嘲笑されていると感じ、楽しむどころでは

ありませんでした。

私が何か行動すると、それに呼応するように笑いがドッカンドッカン

起こるのです。(「051 シンクロニシティ(共時性)と妄想」参照)


健常者ならば、疲れて帰ってテレビを見ながらくつろぐところですが、

私の場合は、それすら病状の悪化に拍車をかけるのです。


そういう時は、寝室に向かい電気を消したまま横になって静かに

していました。

テレビの笑い声や家族の会話などが聞こえないように。

そんな時、妻が「どうしたの? 調子悪い?」と心配してくれて、

そっとしておいてくれたのが救いでした。



普通の人ならば、余計な雑音や自分が無関心なことをフィルターに

よって遮断して、必要な情報のみ受け取るようになっているんだとか。


ところが統合失調症の人はフィルターが機能せず、すべての情報を

受け取ってしまうため、処理しきれずに混乱すると言います。


確かに私もすべての情報を見聞きしていました。

会社では、自分の仕事と関連のない人の言動も過剰に気にしたり、

電車内の見知らぬサラリーマン同士の談笑にビクビクしたり、

隠しカメラや盗聴器の疑念が晴れていないため、テレビの内容と

家族の言動に関連があるのでは、と注意して見ていたりしていました。


ですから一日が終わると、ヘトヘトに疲れきっているのでした。


したがって、独り静かに休みたい時に、家族がそっとしてくれるのが

一番落ち着くのです。


ただし、自傷行為の心配がある人に対しては、注意が必要ですが。




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2014/10/27


数年前の11月のことです。

マンション内のバスツアーがありました。

妻は都合が悪く私が小学生の子供に付き添い、

水族園と東京タワーに行きました。


午前中の水族園では、子供たちがクラゲに興奮していました。


午後は東京タワーです。

展望台に上がり眺望を楽しみました。


そこで私が思い出したのは、東京タワーの手相占いがよく当たる

ということでした。

手相占いと言っても、コンピュータによるものです。


もともと私は、占いとかおみくじ、運勢のようなものは信じない

タチですが、せっかく来たのだからということで、試してみました。

結果は A4 用紙に印刷されます。


対面の占いでしたらその場で終わってしまいますが、結果の用紙を

とっておいたので、いつでも見返すことができます。



内容は、「運勢」「仕事・金運」「恋愛・結婚」「健康」の4種類。

一部を紹介しましょうか。


「運勢」には、

「あなたは、強い個性の持ち主で、自分が思い込んだら人の反対を

退けてでも自分の信じる方向に突進します。それがうまく行くと、

大きな成功を生みますが、反対にうまく行かないと大きな失敗となって

後々困ることになります。……」

とあります。


「強い個性」といえば聞こえはいいですが、「非常に変わってる」と

いうことでしょうか?

統合失調症の罹患率が1%とすると、やはり変わっているのでしょう。


それに「大きな成功」と「大きな失敗」の間はないのでしょうか?

だとすれば、現状は後者ということになるのでしょう。

今のところは、困っている自覚はありませんが。


また、「仕事・金運」には、

「金運は中位の運勢ですが、決してあきらめてはいけません。……

忍耐と努力と根性でやり抜いて下さい。……

とあります。


「忍耐」と「努力」と「根性」って……。そんなに必要なの?

そんなに頑張れないよー。


ま、手相は絶えず変化するとも言うし、また今度東京タワーに行って

占ってみようかと思っています。どう変わったか楽しみです。


外出するいい機会でもありますしね。


みなさんもいかがですか? コンピュータ手相占いは。




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