今回も義理の両親にクルマで旅行に連れて行ってもらった時の話。


5人で日光江戸村に行きました。


私にとって何年ぶりでしょうか、以前にも来たことがあります。

たしか大学生時代に塾のバイトの先生たち(と言ってもみな学生)

と小雨の降る中、見て回ったのを覚えています。


今回は、学生時代の時には見なかった芝居を芝居小屋で見ました。

入口で紙片を渡され、何なのだろうと思いながら中に入ると、

空席が少なく、5人一緒に見ることはできません。


私は子供と並んで忍者たちの殺陣(たて)を見ていました。

子供が紙片を持って、これな~に? と訊いてくると、座席近くの

年配夫婦が、ジェスチャーを交えて教えて下さいました。

(あ~これが、おひねりっていうものか)と合点しました。


芝居が終わる前に子供に小銭を渡して包ませました。

終わると同時に、観客席から一斉におりねりが投げられました。

私たちも舞台目がけて投げ入れました。これが初のおひねり体験

でした。


芝居小屋を出ると5人が合流し、昼食を摂るために店を探しました。


なかなか決りそうもないので、私の独断でここにしよう、と先導

しました。

店内を入ると天井の梁は煤で燻されたようになっていました。

先客がいましたが、子供が一番奥の空いている座席に向かって、

小走りして行きました。年季の入った大きな木製のテーブルです。


子供が両手でテーブルのふちを掴んで座ろうとした時、義母が

「ばっちい、ばっちいよ!」と注意したのです。


私は瞬時に、店の主人の気持ちを悟って居たたまれない気持ちに

なり、すぐに「大丈夫だよ、大丈夫だから。」と訂正しました。

背中に店員と先客の視線を感じながら……。


奇麗好きな義母と妻の2人は店内の清潔さに疑問を抱いていた

らしいのです。

ちょっとしたものしか注文しないので、私は店員に対する信頼を

表すため色々と注文し平らげました。


なんだか、板挟みになったようで居心地がよくありませんでした。

また「ナントカ妄想」が始まってしまいそうでした。


義母も妻も、私の気持ちを察してくれるとありがたいのですが。




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