ちょっとショッキングなタイトルになってしまいまして

すみません。

文字数を考慮したらこうなってしまいました。



さて、話は私たち夫婦に子供が産まれた頃にさかのぼります。


私たち家族は、赤ちゃんを真ん中にして「川」の字になって

寝ていました。

朝一番に起きるのは私で、我が子の純真無垢な寝顔を眺めて、

後ろ髪を引かれつつ会社へと向かいます。


誘惑に負け休んでしまう日もありました。


よく耳にするのは、「子供が産まれたから今まで以上に仕事に

頑張れる」とか「精が出る」というフレーズですが、

正直に白状すると、私にそういう感覚はありませんでした。


私にすれば、寝顔を見て(会社なんぞに行っている場合ではない)

と感じていたのです。

この感覚をことばで説明するのは、ちょっと難しいのですが

一言で言えば、おそらく父性とか母性とかいうものなのでしょうか。


私が統合失調症を患っていて、鬱状態あるいは意欲減退の状態

だったからなのかもしれません。


読者層の想定は、統合失調症の当人か身内の方々であって、

年齢・既婚未婚は特に限定しませんが、分かるひとには分かって頂ける

のではないかと願っています。


あるいはこう考えることもできるでしょうか。

会社の歯車として役割を与えられている間に、親の助けを必要とする

我が子が、短い赤ちゃん時代を終えてしまうという焦り。

「会社の歯車」と「親」の役割をてんびんにかけたら、「親」の方が

私の場合は重かった。



今日読んだ電子書籍にこんな箇所がありました。


<……ポンペイの歴史研究の先生に「未来社会では、古代ローマでの奴隷にあたるのが、コンピュータになるんですよね」と訊いてみたのですが、「いやあ、その頃の奴隷にあたるのは、いまのサラリーマンでしょう」と、さらっと言うんです。……生涯賃金がある程度決っていて、階級が上がらないような仕組みができている。なるほどそれは、古代ローマの奴隷と同じかもしれない。>(『インターネット的 』糸井重里 著 より)


私が当時、感じていたものはこれだと思いました。



そう言えばかつて、「社畜」ということばがありましたよね。

会社勤めというと、そういうイメージが今でも私の中に残っています。


「社畜」はサラリーマンを揶揄(やゆ)したこどばですが、

今では「ブラック企業」という、会社側にあてたことばもありますね。


(勤めていた会社がブラックだと言っている訳ではありません。)


引きこもりが終わるのはいつのことか……


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