神奈川県相模原市で

障害施設殺傷事件が起きて、

しばらく時間が経過した。

 

この一件で、「優生思想」という言葉

を久し振りに耳にした。

 

被害者家族が、優生思想が根強いと

いう理由から被害者の名前を公表

しないでほしい、というものだ。

 

 

 

私たちは、もちろん父親と母親から

血を引き継いでいる。

父親も母親もまたそれぞれ祖父母から

生まれた。

これを繰り返し考えて行くと、

あなたも私も、無限大の逆三角形の

一番下の頂点にいると言える。

 

もしも、

この逆三角形を成す点のどこかが

欠けていたら(先祖の誰かが子供を

生む事なく亡くなっていたら)、

今のあなたは、存在し得ない。

 

正に奇跡的にこの世に生を受けた、

と言ってもいい。

 

 

そして私は統合失調症となったが、

突然変異(?)で逆三角形の中で

私だけがなったとは考え難い。

 

 

先祖の中にも、統合失調症(分裂病)

がいて、そのDNAの一部が作用して

いると考える方が納得がいく。

 

もし、どこかの時代で優生思想が

幅を利かし、別の逆三角形ができて

いたとしたら、私は存在しない。

 

 

 

夜回り先生として有名な水谷修氏は

言う。

人は生きるという選択肢しかないと。

先祖から続く一本の細い糸をあなたが

勝手に切る事はいけない、その糸を

次に引き継ぐのだ、と。

 

 

いずれにせよ、私たちや私たちの家族

が統合失調症であるか否かに関わらず

生命のバトンは次世代に引き継ぎたい

ものです。






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