この季節の闖入者といえば、Gと相場は決まっています。 

黒光りしてすばしこく動き回り、時には宙を舞い飛びかかってきます。 

暑い夜に背筋も凍る、憎っくきG。 

 

実に幸いなことに、今住んでいるマンションに引っ越してからは、Gにはお目にかかっていません。かれこれ15~16年くらいになるでしょうか。比較的高層階に住んでいるお陰だと思っています。 


また、灯りに集まってくる蛾や、天井から降りてくる蜘蛛など、夏の風物詩とも言える虫たちもさっぱりいなくなり、マンション住まいになってからはクリーンな環境で暮らしています。

虫も住めない環境が、果たしてクリーンと言えるのか? という議論はあるでしょうが、少なくとも生理的にはストレスがかからない環境であることは間違いありません。


逆に、幼い頃から虫に馴染みのない子供にとっては、小蝿でも見つけようものなら、そりゃもう大騒ぎです。


そんな我が家に、昨夜、夏の闖入者が入ってきました。

それは蚊です。

蚊といえば、人間を最も多く殺す生き物として1位の座についている、人類の脅威です。

そんなことを知ってか知らずか、娘も妻も大騒ぎになりました。


騒ぐ割には、誰か潰してよ、といった風に我関せずという感じでした。

時々視界に入って追いかけようとすると、ふらりふらりとどこかに飛んで消えてしまいます。実にイライラするものです。


蚊は、自分の命を狙う者を記憶していると言います。 つまり、周囲によってきた時にパチン、パチンとやる人間のところには近寄らなくなり、何もしない人間の血を吸おうとするのだと言います。 人間の吐く二酸化炭素の濃度により区別しているものと思われます。


そんな蚊のトリビアに加え、「だから俺は蚊に刺されにくいんだな」と妻に話したところ、我関せずだった彼女が俄然スナイパーに変わりました。黙って血を吸われてなるものか、といったところでしょう。


最後には、妻が蚊を仕留めました。

そうして、穏やかに眠りにつきました。




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