メモの内容がGoogleに筒抜けになっていました。どういうことか順を追ってお話しします。


Macには「メモ」アプリが標準でインストールされています。

iPhoneにも入っていますのでご存知の方は多いと思います。


私はこのメモに備忘録として、診察時の具体的な会話内容や処方のほか社会保障番号(基礎年金番号や国民健康保険の番号、自立支援受給番号、障害者手帳番号など)その他を書いてあります。


このメモに書いておいた大事な情報・記録までもがGoogleに筒抜けだったようです。

パスワードやクレジットカードの番号などをメモで管理している方も注意した方が良いかもしれません。

GAFA


Googleに筒抜けだというのはどういうことでしょうか?

それは、メールを検索していた時に気づきました。検索内容にメモの内容がヒットしたからです。メールしたこともないのに、メモ内容そのものがメールと同じように管理されていたのです。前々回の記事「394 情報漏れてますよ」でお伝えしたこともこれと関連していたのかもしれません。


なぜこのようなことが起きたのか?

メール」の「アカウント」あるいは「システム環境設定」の「インターネットアカウント」の設定によるものです。

私の場合、「メール」の「アカウント」にiCloud(Appleのクラウドサービス)に加えてGoogleを追加していたのでこれが原因だと思われます。

Exchange(Microsoft)やYahoo!などでは実験していませんが、同様のことが言えると思います。つまりExchangeやYahoo!のアカウント追加をしている人は、MicrosoftやYahoo!に情報を握られていることになるでしょう。


なぜGoogleのアカウントを追加したのか?

iCloudデフォルトは5GBですが、Googleは15GBが無料で利用できます。もちろんiCloudでも追加料金を毎月支払えば容量を大きくすることは可能ですが、無料に惹かれてGoogleのアカウントを追加してしまいました。追加した当初は今回判明したことが分からなかったのです。


iPhoneしか使っていない人はどうか?

設定によっては上記のことは起こり得ます。確認するには「設定」の「メモ」の「デフォルトアカウント」が何になっているかによります。

また、「設定」の「連絡先」や「カレンダー」なども同様です。

私の場合、「連絡先」も「カレンダー」もGoogleのアカウントに設定していましたので、知り合いの電話番号・住所や予定などすべてGoogleに知られていたことになります。


無料の代償は思いのほか大きかったようです。「連絡先」については私自身だけの問題でなく、知り合いの情報も渡していたことになります。

Appleはパーソナルデータの保護に力を入れていますが、一企業だけでは何ともしがたい状況だと思います。というのも、連絡先を吸い上げられているLINEや、プライベートな内容から人種・性別・好み・性的嗜好などを特定できるとされるFacebookなど、多くの人が利用しているアプリがいくつもあるからです。


もはやサイバー空間では逃げも隠れもできませんね。




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