通勤・通学など移動の時間の間スマホを眺める、待ち合わせやその他の暇つぶしにスマホを見る、というのは日常だと思います。ゲームに夢中になっているサラリーマンもよく目にします。


飛躍するようですが現代社会は奪い合いです。

大きな組織によってわたしたちのリソースが奪われています。

渋谷


ひとつは冒頭のような隙間時間。

ネット企業はいかにユーザーの滞留時間を延ばすかしのぎを削っています。

古くからある放送業界も生き残っていますが、スマホを若者のように使いこなせないお年寄りを中心として、そこでも視聴時間の獲得競争は行われています。音声が届かなくても内容が伝わるように色とりどりのテロップがこれでもかというほど流れます。視聴者は起承転結を待てないほど気が短くなっているので、番組構成も次々展開していきます。バラエティやクイズ番組が多いのはこのためでしょう。


もうひとつの奪い合っているリソースは画面のスペースです。

いかにヒット率を高く効率よく広告を表示するかに各社(といってもGoogle一強状態ですが)知恵を絞っています。


さらに、ユーザーの消費行動や情報を奪い合っているとも言えるでしょう。


いや無料で使えて便利ならそれでいい、とこれらのことに無自覚でいると知らないうちにバカになっていくのではないかと恐怖を覚えます。バカというのが言い過ぎであれば、わたしたちの知らないうちに誘導されているといってもいい。

それで何が悪いのだという反論があるかもしれません。人生は壮大な暇つぶしなのだから、と。それで本当に納得できますか? 壮大な暇を埋めるために(労働と)浪費だらけになることに。


バカに仕立て上げられないようにするには、やはり良質なコンテンツに意識的にアクセスするのがひとつでしょう。これも実はなかなか難しいんですが。というのもAmazonやYouTubeなどでお馴染みのおすすめ機能があちこちにあるので、今までの嗜好からはみ出ること自体が困難な状態です。ネット以外にもTV、ラジオ、新聞、書店、口コミなど様々にアンテナを張る必要があるかもしれません。


最後に、むかし必要とされていたリテラシーの「読み書きそろばん」が今は(言い古されたかもしれませんが)「IT・英語・ファイナンス」が必要条件と言われています。これらが欠けるとアクセスできる情報・智恵は限られてくるものと思われます。




ランキングがご覧になれます。
ポチって頂けると励みになります。


   にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ