新型コロナ感染の広がりを受け、休校の延長が提案されていますね。
勉強なんか必要ない、と言っているわけではありません。
勉強する目的・意味はなんなのかを意識しよう、ということです。
テレビなど見ていると、学童をもつお母さんたちが不安を口々に言います。
「子どもが勉強しなくなるのが心配」
「学力が下がってしまうんじゃないか?」
「ストレスがたまってしまう」
などなど。
ストレスについて、このような事態では大人でも感じることなのでしかたのないことだと思います。親子で工夫のしどころですね。
特に多いのが、休校により勉強しなくなるとか、学力低下を心配する声です。
私は子を持つ親としては、それらにあまり賛同できません。
こういう時だからこそ、生き残るためには何が必要か、それはなぜ必要なのか、
など、親子で話し合う良い機会だと思うのです。
教育は、子どもが(親がいなくなっても)生き延びてゆけるヒントを授けるものだと考えます。そして、子どもたちみずから考え行動できるようにするのが教育の目的・意味だと信じます。
いま、生きるか死ぬかの危機的状況で、学力が…とか心配している場合ではないと思うのです。
そもそも教育の役目とは、戦時に国民を統率できるようにしたものだと思っています。読み書きから始めて、詰め込み教育を徹底してきました。
北欧や米国では、子どもたちに答えのない話題を議論させたり発表させるなどして、教師が生徒に考えさせて導いていきます。
日本はその意味で、大きく遅れをとっていると思います。
その結果、大人でもルールや指示がなければ動けないとか、動けても基準が損得であったり空気を読んだりだとかいう人は多いのではないでしょうか。
子どもたちのことを思うのならば、学校での学力を心配するよりも危機の時に生き残れる智恵を学びとる力を育みたいものです。家庭教育を発揮するときです。
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