入院

2016/05/25


執筆時点でその単語を耳にして、

思い出したことがある。


耳にしたのは、

清原被告の裁判の傍聴に参加する為の

抽選に、

「リストバンド」をつけさせられた、

というものだった。


Radiko で聴いていたので、

どんなリストバンドなのかは

想像つかないのだけれど、

リストバンドと呼ぶものを

私もつけさせられたことがある。



それは、統合失調症の陽性症状の時、

つまり閉鎖病棟に入院する時である。


(ちなみに、外科の入院患者も

つけていたので、全入院患者が

つけることになっていたのだろう。

初入院だったので知らなかった。)


自分の名前が油性インクで書かれた

ナイロン製のもので、柔らかいけれど

一度はめると容易には外せない。


退院していく人は、看護師から

ハサミで切ってもらっていた。


外せないと分かると、

「お前は精神病だ」

と烙印を押された気分になった。


従って、

退院するまで(入浴時も)身につけた

ままでいることになる。



外出許可が出て一時帰宅する時など、

何だか落ち着かなかったことを

思い出す。


自分が脱獄犯に見られはしないかと、

妙に気になったものだった。



二度目の入院では、夏を迎えて、

外出する時には、

(つまり半袖なので)

さすがに目立つので、

引きちぎったものだ。

外出から戻ると、看護師さんに

再びつけてもらった。


この手を外出の度には使えないので、

何とか工夫して外すことを覚えた。


そして、外出時や入浴時は自在に

脱着できるようになった。



その結果、

脱獄犯に見られる心配と

「精神病」の烙印から

ひととき解放されたのだった。




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2015/06/22


みなさん、こんにちは。体調の方はいかがですか?


私は、可もなく不可もなく、と言ったところでしょうか。

気分の波も小さく、安定しています。



今、『書く力 ポジティブに生きるためのヒント』武田双雲著

を読んでいるんですが、ちょっとご紹介したい箇所があった

ので、以下に引用しますね。引用箇所は、武田双雲さんが

胆嚢炎(たんのうえん)に加え胆石の詰まる胆管炎も併発して、

入院していたときの事です。


(以下引用)

……病院の先生にも言われました。

「病気の原因は調べないほうがいいよ」

 どうしてかというと、原因を探り出したら最後、「全部」

という答えに必ずたどり着いてしまうからです。

「食生活が悪い」と思えば、小さい頃食べ続けた母親の手料理や、

学生時代の暴飲暴食、結婚してからの妻の料理、全部が悪かった

気になってきます。……中略……やがて自分の過去すべて、

自分の人生まるごとが間違っていたのではないかと思い詰めてしまう。

(以上引用おわり)


少々長くなりすみません。


要は、病気が何であるかはともかく、病気の原因は分からなくて良い

ということでしょう。


現に私自身、統合失調症(陽性症状の激しかった頃)で初めて入院

した時に、主治医の先生から同様の事を言われたのを思い出しました。


ところが入院前は、私は原因を突き止めようともがいていました。

真の原因というゴールの見えない迷路にハマって行くのでした。


そして、妻に疑念を抱いたり、無関係な人をスパイと疑ったりして

神経をピリピリさせ病状を悪化させながら、日常生活を送りました。

それは、これまでこのブログでもお話してきた通りです。



いまさら原因を突き止めたところで、これまでの時間を取り戻す

ことはできません。


前を向き、今を生きてゆきます。




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2014/11/28


こんにちは。(あるいは、初めましてよろしくお願いします。)


今日は、精神科医療の現状の一端をご紹介します。


ご存知でしたか?

世界で精神科の入院患者数が、約180万人だということを。

また、日本人がなんとその約2割の34万人余りだそうです。



約34万人のうち20万人ほどが、1年以上入院しており、

そのうち25%が、なんと10年以上入院しているんだとか。


1年以上入院している患者は、「社会的入院」と言われ、

「退院しても引き取り手や帰る所のない、従って入院を続ける」

患者です。



統合失調症による入院患者は約34万人の半分の17万人ほど

なんだそうです。

統合失調症の罹患率が約1%とすると、国内では約100万人余り

ですから、統失患者の6人に1人が入院している事になりますね。


精神科の入院患者はOECD 各国の中で、日本は突出して多く

(つまりは1位)、欧米など先進国では精神科の病床を削減しつつ

あるのに対して、日本は削減が遅れているということです。


精神科の病床を減らす事は、患者の社会復帰の促進を意味します

が、日本では病床の削減に成功している病院は少ないようです。


また、病院側にとってもベッドの稼働率は、経営に関わりますから、

常に埋まっている状態にしようとするんだと思います。



私自身、入院が決った後に何週間か待たされました。

ベッドが空くのを待っていたわけです。


ですから、統合失調症の身としては一概に病床を減らすべきとは

言いづらいですが、「社会的入院」患者は減らす工夫や知恵、

退院後の地域社会の積極的関与が必要だと思います。



(以上の情報は、2014.11.20(木)J-WAVE の 「JAM THE

WORLD」 の放送内容を参考にさせて頂きました。)




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2014/11/27


今回のお話は、二度目の入院を終えて退院した後の出来事です。


(話がここのところ前後致しまして済みません。

当初は、統合失調症を発症してから現在に至るまでを、時間の

経過と共にお伝えしながら、所々に統合失調症にまつわる小ネタ

を<補足>として交えるつもりでおりました。

が、いかんせん昔の話からさかのぼる訳でして、お伝えしそびれて

いる話も後になって思い出すのです。

初めからお読み下さっている方には、読みづらいこととお察しますが、

どうかお許し下さい。)


退院したとは言え、会社へ通うことを考えると憂鬱で仕方なかった

頃です。金曜日の夕方が一番嬉しかったことを覚えています。



ある日の土曜日に、久し振りに家族3人でショッピングセンターに

買物に行きました。


それまでは、私の気力が耐えられなかったので、自分の物を買った

後は先に帰宅してしまいました。

それもマシな方で、外出自体が苦痛なため、ひとり留守番すること

も当たり前になっていました。


ところが、その土曜日は妻や子供の買物に付き合うことも辛うじて

できたのでした。

買物を終え、ファストフード店で一休みしていた時でした。

私と子供が何かの話で笑い合っていると、妻が目を赤くし涙をこらえ

ているのが分かりました。


涙の訳を訊くと、嬉しくて泣いていると言うのです。

家族3人揃って買物をする、3人揃ってお茶をしながら談笑する

という、当たり前の事がとても嬉しいと。


それを聴いた私は、入院前も入院中もどれだけ妻に寂しい想いを

させてきたかを、また、いままでなんと自分本位であったかを、

悔みました。



ありきたりな言い方ですが、幸せは手の届く所にあるということ、

当たり前のことが実は貴重なんだと、改めて痛感しました。




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2014/11/16


「祈る力」というと、何だかどこか書籍のタイトルみたいですね。


祈りに関連したことばに、「困ったときの神頼み」や「御百度参り」、

「縁起をかつぐ」などありますが、祈る力は実はばかになりません。


もしもあなたが、統合失調症患者の身内ならば良くなるように祈る

ことで、より早く快方に向かったり、場合によっては寛解するかも

しれませんよ。


というのも、以下のような実験結果があるからです。

ご存知の方もいるかも知れませんが、ご紹介しますね。



元カリフォルニア大学の心臓病の専門医、ランドルフ・ビルド(バー

ド)博士の実施した実験です。

心臓病の入院患者393人を、他人から祈られる人と祈られない人

のふたグループに無作為に分けました。祈る人は患者名と病状だけを

伝えられて、その人のために毎日祈るよう依頼されました。


患者はおろか、医者、看護師も誰が祈られているかは知りません。


その結果、他人に祈られた患者は祈られない患者より、人工呼吸器、

抗生物質、透析の使用率が少なかったのです。


しかも、祈った人は東海岸から西海岸にある病院の患者に祈ったと

言うことです。



このように、「祈る力」は存在すると考えられています。

また、具体的な祈りよりも漠然とした祈りの方が2倍の効果がある

ことが知られています。



私自身は現在、子供が高校受験を控えていて、気がかりでなりません。

子供の方は自覚があるのかないのか分からず、のんびりしているから

です。来年の初詣には是非とも合格祈願をしたいと考えています。


そう言えば、私が高校受験の時、今は亡き父は写経をしていたという

話を後に聞きました。そのお陰か、無事志望校に合格できました。




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