医者

2014/09/19


総務に異動してからは、比較的落ち着いて仕事ができるようになっていました。とは言え、発症前よりはパフォーマンスは落ちていますが……

グループリーダーも部長も病気に対して寛容だったことが救いでした。あるいは、問題社員が多かったため目立たなかったことも一因であったかもしれません。その頃の病状は比較的安定しており、その中にあっては、まともな方だったと言えるからです。


それでも数年経つと、気分は徐々に落ちていきました。しばらく低空飛行が続くと、リーダーと部長に医者を変えてみることをアドバイスされました。私の体調が悪化しつつあったからです。

私はそのアドバイスに従い、社内にある診療所に見て頂くことにしたのです。その診療所には、某大学附属病院から週1回先生がいらしていました。

今までの経緯をお話すると、処方を変えながら様子を見ました。後にその先生が語っていましたが、この手の病気に関しては日本人は欧米人にくらべ繊細で薬のさじ加減も微妙である、ということです。


ところで、みなさんもご存知かと思いますが、私たちが飲んでいる薬は効き目が現れるまでに最低1週間前後かかります。また、飲むのを止めても、半減期といって、身体から薬の効き目がなくなるまでに時間がかかるのです(薬により半減期は異なります)。

そして、薬の作用にも副作用にも個人差があり、万人に同じように効く薬はないのです。だから同じ精神疾患、同じ症状でも薬の効果や副作用の組み合わせは患者の数だけあると言っても過言ではないでしょう。薬と病者の相性があるのです。


今回、医者を変えたのは正解だったと思います。上司に背中を押されなかったら、医者を変えようという考えには至らなかったと思います。


ただし、薬だけで治るというものでもありません。統合失調症は脳の病気(脳内の伝達物質の不具合によるもの)であり、薬は必要ですが充分ではありません。認知行動療法などのリハビリも必要だと言われます。




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2014/09/16


億劫感、無気力、無関心、判断力欠如は依然続いています。


本来なら入院でしょうが、前回申し上げたような先生ですから、足しげく通わせる方が入院先を紹介するよりも、経営的には有利なのでしょう。うがった考え方かもしれませんが……。


そんな入院候補者が会社に通わなければならないのですから、精神的苦痛は健常者には想像できないでしょう。以前にも当ブログにて書きましたが、会社では1時間机に向かっているだけで精一杯なのです、私にとっては。


大目に見て下さっていた上司も、時間の経過とともにだんだん仕事の内容も難易度が上がってきます。

どうしても辛くなったときに、逃げ込む場所がありました。それはトイレの個室です。座って何も考えずただただ無になるのです。そのひとときが心を落ち着かせてくれました。


そんな話をクリニックの先生にすると、トイレに逃げ込むのはだれでもやっていることでしょう、と言います。えっ、そうなの? と思いました。


実際に私の隣の個室で、ケイタイ(当時はまだスマホが登場しておらずみなガラケーでした)のキーをカチカチやっている人や、時にはイビキをかいている人さえいました。なんだ、結構みんな好きなことやってるな。罪悪感を感じていた自分がばかみたいです。


そうは言ってもほとんどの人が真面目に仕事を淡々とこなしていることも事実です。そんな人の中で、負い目を感じながら、机ときどきトイレ場合により喫煙所を行ったり来たりしながら、仕事をなんとかこなしていくのでした。



本当に辛いときには、自分からお医者さんに入院の可能性を尋ねてみることも必要かも知れません。無理をすれば結果的に病気を長引かせてしまうかも知れないので。また、それほどでもないなら、逃げ場を決めておくことも大事なようです(お医者さん談)。




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2014/09/15


旧友の紹介で、築地の神経科に移りました。千葉に引越しして、通院が大変だったこともあります。


以前通っていた副都心にあるクリニックにくる患者さんたちに比べると、築地の方の患者さんたちは皆症状が軽いように思えました。


どこでも同じようなものだと思いますが、初回は時間をかけたとしても、次回からの診察は5分程度です。しかもここでは、初回の面談で詳しく話を聴いて下さったのは、医者ではなく看護師と思われる人でした。その看護師のメモを見て、先生に処方箋を書いて頂いたのです。


処方は最初のうちは多少変わりこそすれ、ほとんどずっと変わりませんでした。抗精神病薬のリスパダールとインプロメンに副作用止めのアキネトンの3種類です。


それで効果があったかというと、否と言うほかありません。一日中ぼーっとして、覇気がなくなりました。億劫感は相変わらずありましたし、無気力、無関心、無表情、そして決断力と判断力の欠如。


素人考えですが、リスパダールなどは急性期には効果的かも知れませんが、消耗期と思える私には不適切だったのではないでしょうか? でも当時は統合失調症に対する知識もそれほどなく、判断力も欠如していたため、医者から出される処方のまま素直に従っていたのでした。


それでも仕事はしなければならず、能率はあがるはずもありません。


次第にそれが常態化し、病気を治そうという気持ちも薄れていきました。本来なら、そういう状態を先生にお話しし、処方を変えて頂くのが良かったのだといまさらながら痛感します。


先生の方でも、私の話に対して真摯に向き合っていないようでした。というのも、あろうことか診察中にたびたび居眠りを始めてしまうのです。カルテに書き込んでいた字も、だんだんミミズが這ったような線になっていました。


その後も判断力・決断力の欠如から、医者を変えることなく通い続けて、取り戻せない時間を何年間も無為に過ごしてしまいました。


読者の方は、私と同じ轍(てつ)を踏まぬよう心からお祈り致します。要は、改善が見られなければまずは薬を変えてもらう、それを繰り返してもダメなら思い切って医者を変えてみることです。あとで触れるように薬が全てという訳ではありませんが……。




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