急性期

2016/05/16


統合失調症を既に発症していたが、

その自覚がなかった頃の話ーー。


周りはざわざわして、

自分のことを色々と噂している。

何故か分からないが

話題の中心は「私」であった。


ある日の会社帰りに、

同期と二人で居酒屋に行った。

そこで他愛ない話をしていると、

何だか周囲の人たちが

私(たち)のことを言い合っている、

という気がした。


その頃の私は、

会話を成立させながら、

周囲の話にも注意が向くだけ

精神活動が活発だった。


同期の友人に、

「何だかオレたちのこと

言われてる様だぞ。」

と正直に話してみたが、

「そんなことないよー。」と一蹴。


再び、会話を続けた後、

「やっぱり噂されてるよ。」

と同じようなやりとりがあった。


そんなことを何度か繰り返すうち、

友人も私の様子が変だと気づく。





時は小学生時代に遡りーー。


思い返せば、

他人の目を気にする性格は

幼少の頃からだったかもしれない。


小学生の頃、陸上大会選手に選ばれ、

短距離の練習をしている時だった。

選手4~5人一度に走らされた。

私は先生の視線を意識して走った。


全員がゴールすると、先生は言った。

「サトシは一生懸命に走ってない。

顔がすましていて、格好つけている。

ツトムなんか、必死に走ってたわよ。

くしゃくしゃにしていい顔してた。」


私は頭の中を見透かされた様で

恥ずかしいやら悔しいやら。


もう一度全員で走る時、

私はわざと顔を少しだけ歪めてみた。

すると今度は、

「いい顔になってきたわね。」と。


何だか拍子抜けした。

精一杯に走った結果としての

「いい顔」ではなかったからだ。



何かを必死な顔してやることが

かっこいいということも分かる。


では、顔に出ない場合はどうだろう?


結局、人が人を判断する場合、

ポーズが必要なときもある、

ということを、この一件で悟った。



それが、周囲の目を気にすることに

つながっているのでは? 

と考えても不思議はないであろう。





ポチって頂けると励みになります。

   にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ






  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2015/08/12


みなさまこんにちは。


さて、幻聴を経験した人には、ざっくり2通りあると思います。


それははたから見て、それと分かるか否かです。


つまり、幻聴が聞こえてそれに反応する人と、しない人です。

反応するというのは、幻聴に対して声を発して応えてしまうことです。




普通の健常者は、統合失調症についての理解がそれほどあるとは

思えません。

したがって健常者が、幻聴に応えている人を見たら、おかしな人と

白い目で見ることでしょう。


でも私の様に統合失調症で幻聴を経験した人間ならば、

幻聴が聞こえているのだろうと察しはつきます。



(幸いと言って良いか分かりませんが、私自身は幻聴に応えたことは

ほとんどありませんでした。

なぜなら、幻聴の主たちは私の心が読めるようでしたので、

声を発することなく心の中で考えれば伝わっていたのです。)



ひょっとしたら、幻聴以外で、霊能者なのかもしれませんが、

おかしな人と映るのは、当然と言えば当然ですよね。

見えない相手に対して、受け答えをしている訳ですから。


ふつう恐くないはずがないのです。



でも、その状況とよく似た現象がむかし一般的にありました。


お若い方はご存じないでしょう。

私がいう「むかし」とは、ケータイが出回り始めた頃です。


静かな電車内などで、急に大声で喋り始める人がいて、

みな一斉に振り返るわけです。

すると、手にはケータイを持っていて、通話をしていたのです。


それが分かると、みなまた元に戻るというわけです。


そういう現象がしばらく続いて、ようやくアナウンスで、

「ご使用を控え、マナーモードにするか、電源をお切り下さい」

と流れるのが定着したのです。


街でも「むかし」は同様の現象は見られましたが、

今ではとくに珍しい場面ではありません。




ですから、幻聴が激しく相手に応えずにはいられない統合失調症の

人がいらっしゃったら、手でスマホを耳に充てがって対話すれば、

白い目で見られることはないかもしれません。



以下ボタンをクリック(タップ)頂けると励みになります。


統合失調症 ブログランキングへ

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ
にほんブログ村
 




  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2014/11/25


当ブログにお越し頂きありがとうございます。


中でも、リピーターになられているあなたがいるからこそ、

私もブログを続けていく励みになります。



「統合失調症」をテーマにしているブログも、実にたくさんの

方々が書かれていますよね。

私も時々、拝見させて頂いております。


みなさん、色々な(でも似たような)経験をしているのだなぁ、

と共感を覚えます。



さて、統合失調症という心の病(正確には脳の病気)は、その

特性上、様々な病状が現れます。(「021 統合失調症の経過

をまだご覧でない方は参照をお勧めします。)


その局面局面により、エネルギーレベルが(急)上昇したり、

(急)降下したりするため、日常生活に支障を来たします。


ブログの更新ももちろん難しくなると思いますし、実際に私自身

がそうでした。


エネルギーレベルが酷く上がっている(急性期)ときは、陽性症状

(幻聴、妄想など)が現れて、文章にまとまりがなくなるというか、

人に正確に伝える事が困難になります(過去、妄想が酷かった頃に

 mixi をやっていて、友人に「コメントしづらい内容だ」と指摘を

受けてしまいました)。


また、エネルギーレベルが酷く下がっている(消耗期)ときは、

陰性症状(鬱、意欲減退など)が現れて、パソコンに電源を入れて

ログインすることすら、億劫でたまりませんでした。



現在は波の浮沈も比較的安定している(消耗期から回復期への途上)

ので、過去からさかのぼって、当時のメモや記憶を頼りに書いている

わけです。

(とは言え、時々関係妄想や注察妄想、意欲減退はありますが。)


お伝えしたかったことは、ブログに投稿できるということは、

病状が”極端に悪い(エネルギーレベルが天井やどん底)”わけでは

ない、つまり”まだマシな状態”にあると認識したいということです。


逆に言えば、ブログの更新がしばらくない、ということは本当に

辛い状態にあるのかもしれない、と察して欲しいということです。

(あるいは、書くネタが尽きたか、忙しくて時間がないのかも

しれませんが。)



最後までお読み頂きありがとうございました。


今後ともよろしくお願いします。




以下ボタンをクリック(タップ)頂けると励みになります。

統合失調症 ブログランキングへ

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ
にほんブログ村


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2014/11/02


患者本人であるか、身内(親族、友人、同僚、上司)のいずれかを

問わず、生活を共にしてゆく上で一番大切なことは、病気についての

知識を深めることだと思っています。


私自身については、統合失調症について理解するようになったのは、

ずいぶん後になってからでした。

診て頂く先生により変わる診断書の病名(「自律神経失調症」→

「抑うつ状態」→「適応障害」)を見ては、関連図書・ネットで調べ

たりして、自分自身で「統合失調症」に行き着くまでにかなり遠回り

してしまいましたから。

最終的には、障害年金の申請に必要な診断書に記述された病名を見て

確認するに至りました。


遠回りしたのは、時間(年月)ばかりでなく苦しみも増えました。

理想的な回復、復帰は「021 統合失調症の経過」でご紹介したような

サイクル(前兆期(前駆期)→急性期→消耗期(休息期)→回復期))

になりますが、遠回りした私は、「前兆期」と「消耗期」の間を

3~4度ほど経験することになりました。


再発すると厄介なことは、最初の治療よりも回復までに要する時間が

長くかかってしまうことです。

また、再発を繰り返していると、より回復しにくくなると言われます。



では、どうすれば再発の繰り返しを避けられるかと言えば、前兆期に

再発のサイン(心身の変調)を見逃さないよう気をつけることです。


一般的に、前兆期には眠れなくなったり、焦りの気持ちが酷くなったり、

食欲が落ちたり、イライラが増したりすると言われます。


私の場合には、既に「006 身の周りが何かヘンだ」にてお伝えして

いるように、周囲の人・物に過敏になることでした。

具体的には、物音やテレビ、話し声・笑い声に過敏になったり、

人のしぐさが気になり物事に集中できなくなりました。


人により異なると思いますが、これらのサインに早めに気付いたら、

しっかり休んだり、上手に気分転換したりすることが大切です。

また、主治医の先生にご相談することも重要になってくるのです。




以下ボタンをクリック(タップ)頂けると励みになります。

統合失調症 ブログランキングへ

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2014/09/23


前回お伝えしたように、幻覚の再発はもはや統合失調症の急性期に再び戻ってしまったと言っていいと思います。

常に誰かしらに監視され、テレパシーで心を読み取られたうえ、常人(健常者)に見えないものが見えるようになったのですから。


また、妄想も始まります。

外出時、歩行中・電車内・会社内でも過剰なほど周囲に注意を払うようになります。

最も目に入って来るものは人の「しぐさ」でした。「隠語」や「暗号」を使って会話することのない他人同士の場合、意思伝達する手段だと思っていたのです。


メガネを直している人を見ては、「俺が見張っているぞ」という合図に思え、鼻をこすっている人を見ては、「こいつがクサいぞ(なにか企んでいるぞ)」という合図に、また眉を掻いている人は、「こいつは眉唾ものだ」という合図に見えました。また、頬を掻いている人は「こいつは面の皮が厚い」あるいは「やくざなヤツだ」と伝えている、という風に挙げればキリがありません。

あるいは、社内では何かのタイミングで隣席の人が飲料を飲んだ後に、向かいの席の人も飲料を飲んだりすると、お互いに「承知した」と合図し合っているように思ってしまいました(「要求を『飲む』」と言ったりしますからね)。

これは、心理学でいう「ミラーリング効果」とも関連していたかも知れません。


そうやって、他人同士がコミュニケーションし合っている様子は、俯瞰してみると、さながら映画『トゥルーマン・ショー』のジム・キャリーでした。あるいは、映画『ミッション・インポッシブル』でのパーティーの場面にも通ずるものがあります。

でも実際には当然ながら、ジム・キャリーでもトム・クルーズでもありませんでしたが。

『トゥルーマン・ショー』 『ミッション・インポッシブル』


また音や声にも過剰に反応しました。

何かの動作中にクラクションが聞こえると、警告されていると思えました。クラクションの音が1回のときと2回のときでは、意味付けがどう違うのだろうと考え込んでしまいます。

あるいは、数名の人たちが笑い声を上げると、嘲笑されていると感じました。

ヘリコプターのバタバタいう音にも怯えました。


次のような経験をした方もいらっしゃると思います。

遠くのビルのある一点が一瞬太陽に反射して光ることがあります。それを双眼鏡か何かで監視されていると思ってしまうのです。


キリがないのでこの辺にしますが、もはや統合失調症の急性期再来です。




以下ボタンをクリック(タップ)頂けると励みになります。

統合失調症 ブログランキングへ

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ 統合失調症へ
にほんブログ村

  • このエントリーをはてなブックマークに追加