消耗期

2016/05/15


会社員時代で消耗期の時は、

通勤するだけでも苦痛だった。


ある時、どうしても耐えられずに、

途中の駅で扉が閉まる直前に、

飛び降りてしまった。


しばらく様子を見ていたが、

通勤できそうにないので

会社に電話し、体調不良の旨を伝え、

急遽休むことにした。



駅を出てぶらついていたが、

書店に入ってみた。


平置きしている書籍たちを

ざっと見ると、目に飛び込んできた

本があった。残り一冊だった。


まるで、私のために残されていて、

私に購入されるのを待っているように

思えたので、迷わず購入を決めた。


その本のタイトルは

賢く生きる智恵

という翻訳本だった。


17世紀にスペインで書かれ

世界中の言語に翻訳された

というこの本の中身を

一部ご紹介すると、


・利口になりすぎない

 利口になりすぎてはいけない。利口であることより良識があることのほうが大切だ。鋭すぎる剣は刃先が曲がったりこぼれたりしやすいように、必要以上にものを知ると、かえって知性がなまくらになる。常識的な真実が一番確かだ。…(省略)…


・嘲笑されてもやり返さない

 …(省略)…あからさまな嘲笑も明るく受け流してこらえれば、実力のほどを示せる。…(中略)…放っておくのが一番だ。自分まで愚か者になるのを避けるには、それが何より確実な方法である。…(省略)…



その他にも

・はじめに手の内を見せない


・突飛なふるまいをしない


・小さな不幸を甘く見ない


・やるべきときにやるべきことをやる


等々 287の教えが詰まっている。

(『賢く生きる智恵
バルタザール・グラシアン 著)



私が購入したのはハードカバーだが、

現在は電子書籍を廉価で買えるのは

少々悔しい気もするが、

その当時は、

「やるべきときに

 やるべきことをやる」

を結果的に実践したと思えば

納得しない訳にはいかない。



ところで、最近は

絶望手帖

が気になっている。





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2014/11/25


当ブログにお越し頂きありがとうございます。


中でも、リピーターになられているあなたがいるからこそ、

私もブログを続けていく励みになります。



「統合失調症」をテーマにしているブログも、実にたくさんの

方々が書かれていますよね。

私も時々、拝見させて頂いております。


みなさん、色々な(でも似たような)経験をしているのだなぁ、

と共感を覚えます。



さて、統合失調症という心の病(正確には脳の病気)は、その

特性上、様々な病状が現れます。(「021 統合失調症の経過

をまだご覧でない方は参照をお勧めします。)


その局面局面により、エネルギーレベルが(急)上昇したり、

(急)降下したりするため、日常生活に支障を来たします。


ブログの更新ももちろん難しくなると思いますし、実際に私自身

がそうでした。


エネルギーレベルが酷く上がっている(急性期)ときは、陽性症状

(幻聴、妄想など)が現れて、文章にまとまりがなくなるというか、

人に正確に伝える事が困難になります(過去、妄想が酷かった頃に

 mixi をやっていて、友人に「コメントしづらい内容だ」と指摘を

受けてしまいました)。


また、エネルギーレベルが酷く下がっている(消耗期)ときは、

陰性症状(鬱、意欲減退など)が現れて、パソコンに電源を入れて

ログインすることすら、億劫でたまりませんでした。



現在は波の浮沈も比較的安定している(消耗期から回復期への途上)

ので、過去からさかのぼって、当時のメモや記憶を頼りに書いている

わけです。

(とは言え、時々関係妄想や注察妄想、意欲減退はありますが。)


お伝えしたかったことは、ブログに投稿できるということは、

病状が”極端に悪い(エネルギーレベルが天井やどん底)”わけでは

ない、つまり”まだマシな状態”にあると認識したいということです。


逆に言えば、ブログの更新がしばらくない、ということは本当に

辛い状態にあるのかもしれない、と察して欲しいということです。

(あるいは、書くネタが尽きたか、忙しくて時間がないのかも

しれませんが。)



最後までお読み頂きありがとうございました。


今後ともよろしくお願いします。




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2014/11/02


患者本人であるか、身内(親族、友人、同僚、上司)のいずれかを

問わず、生活を共にしてゆく上で一番大切なことは、病気についての

知識を深めることだと思っています。


私自身については、統合失調症について理解するようになったのは、

ずいぶん後になってからでした。

診て頂く先生により変わる診断書の病名(「自律神経失調症」→

「抑うつ状態」→「適応障害」)を見ては、関連図書・ネットで調べ

たりして、自分自身で「統合失調症」に行き着くまでにかなり遠回り

してしまいましたから。

最終的には、障害年金の申請に必要な診断書に記述された病名を見て

確認するに至りました。


遠回りしたのは、時間(年月)ばかりでなく苦しみも増えました。

理想的な回復、復帰は「021 統合失調症の経過」でご紹介したような

サイクル(前兆期(前駆期)→急性期→消耗期(休息期)→回復期))

になりますが、遠回りした私は、「前兆期」と「消耗期」の間を

3~4度ほど経験することになりました。


再発すると厄介なことは、最初の治療よりも回復までに要する時間が

長くかかってしまうことです。

また、再発を繰り返していると、より回復しにくくなると言われます。



では、どうすれば再発の繰り返しを避けられるかと言えば、前兆期に

再発のサイン(心身の変調)を見逃さないよう気をつけることです。


一般的に、前兆期には眠れなくなったり、焦りの気持ちが酷くなったり、

食欲が落ちたり、イライラが増したりすると言われます。


私の場合には、既に「006 身の周りが何かヘンだ」にてお伝えして

いるように、周囲の人・物に過敏になることでした。

具体的には、物音やテレビ、話し声・笑い声に過敏になったり、

人のしぐさが気になり物事に集中できなくなりました。


人により異なると思いますが、これらのサインに早めに気付いたら、

しっかり休んだり、上手に気分転換したりすることが大切です。

また、主治医の先生にご相談することも重要になってくるのです。




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2014/11/01


前回記事にて、やる気が出ないけれども、抗鬱剤はこれ以上出せない、

と主治医に言われたことについて触れました。


さて、あなたは、やるべきことがあるのにやる気が起こらない時が、

これまでにありましたか? 

精神疾患を患った人に限らず、健常者でも、つまりは誰にでもあること

でしょう。


では、そういう時に、あなたはどう対処していますか?

ちょっと考えてみて下さい。


1 根性でやり遂げる。

2 誰か他の人に頼んでやってもらう。

3 やれない理由・原因を考えて、自分を納得させる。

4 やり忘れたことにしてしまう。

5 死んだ振りをする。

6 その他。




さぁ、どうでしょうか?


私が主治医の先生にアドバイスされたことは、

「まず行動を起こす」

というシンプルなものでした。


考えてから行動に移す人は、考えることでエネルギーを使ってしまう

ので、まず行動してから考えるようにするだけでできるようになる、

とおっしゃっていました。

また、これは病気でない人にも言えることだとも。


それを聞いた後、やる気が起きないなぁ、と思い始めたら即行動に移す

ようにしたところ、先延ばしにすること・サボることはなくなりました。


従いまして、上記の選択肢は、「6 その他」が正解でした。


ただし、このアドバイスは私が「回復期」にあるという前提なのだと

思います。

陰性症状が重い人(「消耗期(休息期)」)などは、休養が一番なの

ではないかと思います。






脳から変えるダメな自分

やる気のスイッチ



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2014/10/22


「対話の反射神経」というのは、私が勝手に名付けたものです。

簡単に言えば「コミュニケーション力」のようなものです。


古い言い方をすれば、

「つうと言えばかあ(つうかあ、ツーカー)」とか、

「打てば響く」

というような意味です。


漫才のボケとツッコミのテンポが理想的ですね。



ところが、統合失調症の経過でいうところの、「消耗期」の時は、人と会話するのも億劫になり、次第に「対話の反射神経」が劣っていく経験をしました。

何かを尋ねられた時に、とっさに適切な表現ができないのです。

後から考えると、なぜあんな言い方してしまったのだろう、とか

こういう言い方のほうがよかった、とか、後悔するばかりか、

人間関係にもヒビが入りかねません。


相手は、まさか心の病が原因で会話が上手くできない、

なんて考えも及ばないですからね。



実際に体験した具体例をお話しましょうか。


以前、このブログでもお伝えした(「039 新たな配属先」)ように、

上司から電話で

「つらいのをよく頑張ったな」

と言われたことをご紹介しましたが、この時理解してもらえた喜びのあまりに心が揺さぶられたため、とっさに

「ありがとうございます」と言えずに

「失礼します」と言ってしまったのです。あぁ、なんということだ。

拒絶として伝わったのではないか、後悔しても後の祭り。

鬱で辛いだけでなく、いっそう落ち込んでしまいました。


また別の具体例は、

近隣の歯科医に通っていた時のこと。

予約時刻前に行ったのですが、だいぶ待たされてしまいました。

早期リタイアした身ですから、急ぐ用事もなく気にしていませんでした。

そうして私の名前が呼ばれた時に、受付の看護師が気を遣ってくれて

「大変お待たせして済みません。」と声をかけて下さったのですが、

あまりにぼーっとしていた私は、無言でスルーしてしまったのです。

この様子を見た看護師さんは、私が怒り心頭だと思ってしまったのです。

その後の、気まずいったらなかったです。周りはピリピリしていました。


しばらく(半年後くらい)して、その歯医者にまた通い始めたところ、その看護師さんはもういませんでした。お辞めになっていたようです。

辞めた理由は前述の一件と関係があるかはわかりませんが、私は今でも猛省しています。



いまこれを読まれているあなたが、

もしも重い鬱状態であるなら、

あるいは長い間引きこもっているなら、

私の経験を心の隅にでも留めておいて頂けると幸いです。


人と、社会と、ほとんど接することなく「対話の反射神経」が鈍って、

私と同じような苦い経験をして頂きたくないのです。


身近な人から接するように、そして少しずつでも社会と関わるように

していこうではありませんか。無理ない程度に。


自分は平気だとか、そうなるはずがない、という人はご心配いりません。

きっと、そこまで重症ではないからです。




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