異変

2014/08/25


次第に妄想や幻聴が酷くなっていきました。


しかし当時はそれが妄想や幻聴だという認識はなく、相変わらず何かの

異変だと思っていただけでなく、ましてや統合失調症の兆候などとは

微塵も考えていませんでした。(当時は、統合失調症は「精神分裂病」

と呼ばれていました。)


例えばこんなことがありました。

会社から自宅に帰ると同時に、家族が見ていたテレビのバラエティ番組

からどっと笑い声が上がりました。ウチに上がると、テレビから「まぁ

まずは座れや」などと言うのが聞こえてきます。私はてっきり家の中に

盗聴器や隠しカメラが設置されていて、私の行動が監視されているもの

と思ってしまいました。これは典型的な注察妄想と呼ばれるものです。


またこんなことも。

会社でデスクワーク中に、課長から自分の名前が呼ばれたので返事をし、

課長のもとにいくと、呼んでいないと言われました。言うまでもなく

幻聴といわれる幻覚です。


はたまたこんなことも。

同僚と飲みに行った時の事、歓談していると周囲にいる他の客が私たちの

ことを何やら噂しているらしいのです。ところが、同僚はそんな事はない

と言って取り合ってくれません。これは関係妄想です。


あるいは、他の人が仕事中に会話をしているときも隠語(私はそう疑って

止みませんでした)を用いて私のことを話題にしていると思える事が頻繁

にありました。


しまいには、周りが常に気になり仕事が手に着かなくなりました。

プライベートでもどこに盗聴器や隠しカメラがあるか分かったものでは

ないので気を抜くことができません。


これが精神疾患の一種だという自覚が全くないことが、悲劇に拍車をかけ

ていくのです。


下記にご紹介する本は、統合失調症についての書籍の中でも患者本人が執筆した
数少ない本のひとつです。 著者の精神状態の変化や、世の中をどう見ていたかが、
分かりやすく詳しく書かれています。



ボクには世界がこう見えていた


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