監視社会

2019/04/25


統合失調症の急性期、妄想がひどかった頃は、今のようにパソコンが当たり前のように普及している時代ではありませんでした。もちろんスマートフォンなど影も形もありませんでした。それでも監視社会を疑い、悪いことをしたわけでもないのに怯えて日々を送っていました。

いまやPC、スマホはみんなが所有するようになり、恐れていた隠しカメラや盗聴器の役割はスマホやPCに取って代わられたと言っても良いでしょう。


現実に起きている監視社会の一端をいくつか見てみましょう。現状を知ることはインターネット・リテラシーには必要なことと思うからです。すでにご存知の方も多いとは思いますが、まとめてみたいと思います。


・Tiktok

バイトダンスという中国の新興企業が展開する動画投稿アプリ。

2019年1月、米国のシンクタンクが公表したのは、Tiktokを通じて個人情報が中国当局に流れている可能性です。そこには米国の軍人の情報も含まれておりスパイ活動で使われる恐れもある、としています。また同2月、米国の児童の個人情報を違法に利用したとして科した570万ドルの支払いにバイトダンス側は応じた、ということです。


・Huawei

中価格帯のスマートフォンで急成長した、中国を代表する企業の1つ。

通信基地局の無線機から中国に情報が筒抜けになっている可能性があるとして、4Gや5Gの基地局からHuawei製を排除する動きが先進各国で進んでいます。最近になって英国がHuaweiの導入も認める方向に傾いていることは少々心配ではあります。そもそもHuaweiって「華為技術」ですよね。中華の為の技術って書くくらいですから。


・Amazon

説明省略。GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)と括られることも。

AIアシスタントのAlexaを通して、スマートスピーカから入力されたユーザの声を何千人もの開発者が聞けるようになっていた、というものです。

Alexaを巡っては、突然笑い出したり、会話を知らぬ間に送信されていたりなどのニュースもありました。


・Google

説明省略。GAFAの1つ。

Googleアカウントにログインして「お支払いと定期購入」を見ると、なぜかAmazonやAppleで購入したものがリストアップされています。データの相互利用がされているのでしょうか? それともGoogleに一極集中しているのでしょうか? だとすると、ネット上の行動はGoogleに把握されているのかもしれません。


・韓国

盗撮の増加でデート・ノマドと呼ばれる若者が増えているらしいです。

隠しカメラ
 

隠しカメラを避けるため、高級ホテルかそうでなければ信頼できる友人宅か廃屋に行かないと安心できない低信頼社会になってしまったようです。



以上、いくつか例をあげましたが、きっと氷山の一角にすぎません。

冒頭に触れましたが、自分の妄想が激しかった頃はスマホなど存在しませんでしたが、今は誰もが手にし時と場所を選ばず画像やメッセージをネットにアップすることが可能になっています。中国ほどではないにせよ、監視カメラは国内あちこちで目にします。昔は、自分の妄想なんだと言い聞かせることもできましたが、今はそう言い切れません。統合失調症と現実の境界が果てしなくグレーになってしまったようです。




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2014/09/03


すったもんだの新婚旅行(前回記事、前々回記事)から帰国後、土産を配り仕事に戻りました。


当時の担当は名古屋のお客さまだったので、何かトラブると急遽

新幹線で東京から現地に駆けつけるということも幾度かありました。


そういう環境の中でしばらく経つと、また波がやってきました。

今まで落ち着いていた妄想が、出張中のあるトラブル会議の最中に

突然襲ってきたのです。


そうです。また会議の参加者らが隠語(または暗号)を使って会話

しているものと思えてしまったのです。

私はその場をなんとか凌ぎ、本社に持ち帰ったトラブルも対処しま

した。


しかし今度の再発は、隠語(暗号)を用いた意思疎通と、監視社会

を忘れかけていただけに、やはりそうだったのかという衝撃は

仕事を続けるにはあまりに大きいものでした。

そうして今回は、自ら休職を願い出ました。



約1年振りのデイケア通いとなりましたが、相変わらず懐かしい顔

がありました。

前回投薬を拒んだ時に先生から「再発するよ」と脅されていたので、

今度ばかりは薬を受け入れざるを得ませんでした。


薬を飲むと今まで敏感だった神経が鈍るような感覚でした。

デイケア参加者とも「隠語」「暗号」を交えず素で会話できました。


しかし感覚が鈍ると同時に、今まで四六時中張りつめていた緊張の

糸が切れたかのように、何もする気が起きなくなったのです。


プログラムに参加するのが精一杯の状態でした。

それどころか、電車に乗って通うことさえ億劫になってきました。



果たしてこの状態で復帰することができるのでしょうか?





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2014/08/29


これを読まれている方は、すでにデイケアに通った経験をお持ちの方も

多いと思いますが、ご存じない方を想定して少し書いておきます。


あらかじめ断っておきますが、以下は一般的なものではなくあくまで

私自身が通っていたクリニックの体験に基づいています。



デイケアは週月曜日から土曜日までの6日間、朝9時半から始まり、

昼食を挟んで夕方4時ころに掃除を済ませて終わります。


半日に1つのプログラムが決っているので、1日に午前と午後の2つの

プログラムがあり、1週間で12のプログラムをこなす事になります。



デイケアには、ケースワーカーや看護師、看護師のインターンなどが

見守るほかに、プログラムによっては講師もいらっしゃいます。



プログラムの例を挙げれば、書道、俳句、音楽(1つの曲を聴きイメージ

したことを文章にし発表する)、美術(デッサンなど)、英語、中国語、

料理、奉仕活動(近隣のゴミ拾い)、スポーツ、時には、茶道、色々な

施設見学など実に多彩です。季節の節目には、イベントもあります。


各プログラムは、体調により参加・不参加は自由です。



そのクリニックには、重症な患者が何人も通って来ていました。

中には5年以上も通っている人もいました。卒業していく人は少なく、

リストカットを繰り返す人や、OD(オーバードーズ)によって命を

落とす人もいました。



私はといえば当時、デイケアは監視社会や隠語でのコミュニケーションに

不適応な人が来るところだと疑っており、それに適応するように訓練する

場だと思い込んでていたので、相変わらず神経をすり減らしながら参加し

ていました。


しかも最初に投薬を断っていたので、今思えば復帰訓練もなにもあった

ものではありませんでした。





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2014/08/23


生データ入りのテープの一件(「情報漏洩疑惑!?」)からしばらく

月日が経ち、記憶の隅に追いやられたある時のことです。異動して

1年くらいが経過したころでしょうか。


何だか周囲の様子がおかしいのです。上手く表現できませんが、自分

が今いる状況が不自然なのです。



古くからいる課のメンバーに技術的なことを質問したときのことです。

答えてくれたかと思うとすぐに無表情(或いは、険しい表情)になり、

彼自身の業務に戻ります。他のメンバーでも同様のことが何度かあり

ました。私には彼らがよそよそしく感じられました。


ただ忙しかっただけかも知れません。でもその時の印象は、彼らは

まるで私と接触することを禁じられているかのようでした。



こんなこともありました。

以前、プロジェクトを手伝って下さった先輩から、近いうち結婚する

との知らせを受けました。

その日の帰宅途中、バスで乗客のオジさんらが結婚の話をしている時、

出てきた名前が先輩の名前と同じだったのです。



また、こんなことも。

カノジョ(のちに妻となる女性)の賃貸マンションに外泊中、深夜に

若い輩数名が大声を上げていました。

すると窓ガラスにコツンと音がしたのです。まるで、銀玉鉄砲の弾か、

小さな小さな小石が当たったような音でした。

そのとき、見張られているようで薄気味悪い気持ちになったのを覚えて

います。



偶然と言ってしまえばそうかもしれませんが、不自然と思える出来事が

ほかにも次々と起きては見過ごせません。何か関連とか原因があるので

は? と思えて仕方がなかったのです。



しかしこれは、ほんの始まりに過ぎなかったのです。

 




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