幻覚・妄想とたたかう統合失調症闘病記

統失発症〜結婚,出産,休職,入院,早期退職を経て現状の生き方を不定期に綴るブログ。 (アフィリエイトおよび広告を含みます。)

2014/09

前回は新しい配属先でのことをお伝えしました。 少し補足させて頂きます。 この時はコミュニケーション力も落ちていて、常に不安を抱いていたうえに、有給休暇がない状態でしたので、休んだときは休日出勤をして穴埋めをしなければならい崖っぷちでした。 「仕事上の不安 ...

何か月もの通勤練習を経て、やっとのことで新しい配属先が決りました。 会社の財布を管理する部署、とでも言っておきましょうか。 配属先が決ったことに喜ぶべきところですが、不安で一杯です。 当時、通勤練習のぬるい環境にすっかり慣れてしまっていました。 一週間ほど ...

数週間の自宅療養ののち、「復帰プログラム」は通勤練習の段階に入ります。 「通勤」練習と言っても、最初は会社に行く訳ではなく、とにかく外出するところから始まります。徐々に外の刺激に慣れていくのです。 最寄りの図書館などに、週2~3日から通い始め、段々と毎日 ...

2か月半の入院生活を終え、退院することとなりました。 とは言え、会社復帰にはまだまだかかります。 ちょうどこの頃、会社では鬱をはじめ精神疾患への対応として「復帰プログラム」というサポートを始めたのです。 復帰までのプロセスの大枠を決めたのです。(細かい点で ...

精神科の「閉鎖病棟」と聞くと、なにか監獄のようなイメージを抱く人もいらっしゃるかも知れません。「閉鎖」の語感からですかね。 確かに、鉄格子こそないものの、外出は制限されます。 また、様々な症状の患者さんもいらっしゃいます。相部屋の場合それがフラストレーシ ...

「034 閉鎖病棟へまっしぐら(前編)」からつづく。 もはや幻覚や妄想で私は正気を失っていました。 裏の組織に命を狙われていると思うに至ったのです。 私だけでなく我が子の命までも。 しかしこともあろうに、妻が裏の組織と通じていると疑念を抱いていました。 私の身 ...

これは肝に銘じなければいけません。 すでに「031 薬の飲み方」でお伝えしたように、薬の飲み方ひとつで、前々回の「032 幻覚(幻聴と幻視)ふたたび」や、前回の「033 スパイがあちこち」のような幻覚、妄想が再び現れるようになるということを。 再発した場合、回復に要す ...

前回お伝えしたように、幻覚の再発はもはや統合失調症の急性期に再び戻ってしまったと言っていいと思います。 常に誰かしらに監視され、テレパシーで心を読み取られたうえ、常人(健常者)に見えないものが見えるようになったのですから。 また、妄想も始まります。 外出時 ...

再び幻聴が聞こえるようになりました。 原因は、薬を飲んだり飲まなかったり、またアルコールと一緒に飲んだりして、なおかつ睡眠時間も不規則になって来たことです。 病識を得た今となっては「幻聴」と言えますが、その時は本当に聞こえていると信じていたのです。 再発後 ...

「そりゃ、封から出して水で飲み下すのに決ってんだろ?」 そう言われそうです、当然ですよね。 でも、お年寄りの中には封から出さずにそのまま飲もうとする人がいるらしいですよ。だから最近の薬のほとんどは、1つ1つ切り離せずに2つづつ切り離せるようにして、封のまま ...

診療所の先生がいろいろな薬を試して下さったことが功を奏して、次第に元気を取り戻しました。 同僚との夕食時や、小さな飲み会などで、病気に関する自虐的なギャグを飛ばしておどけてみたりしました。 元来学生時代から、統合失調症を発症するまでは、ナチュラルハイでした ...

総務に異動してからは、比較的落ち着いて仕事ができるようになっていました。とは言え、発症前よりはパフォーマンスは落ちていますが……。 グループリーダーも部長も病気に対して寛容だったことが救いでした。あるいは、問題社員が多かったため目立たなかったことも一因で ...

「ショムニ」のような総務に異動して軌道に乗ってきた頃、土日の休みには普通に起きられるようになりました。鬱に苦しんでいた頃は、午後2時とか3時まで起き上がれなかったのです。 妻とふたりでのショッピングも苦痛だった時と違い、今や3人(つまり家族がひとり増えて ...

とある大手通信会社のシステムの一部を担当させて頂き、開発から安定稼働・機能拡張・保守まで、3~4年ほど受け持ったでしょうか。あるときそのシステム担当を先輩に引き継ぐよう命じられました。 三度の休職の末に私の面倒を引き受けて下さった部長はすでに退社して他社 ...

億劫感、無気力、無関心、判断力欠如は依然続いています。 本来なら入院でしょうが、前回申し上げたような先生ですから、足しげく通わせる方が入院先を紹介するよりも、経営的には有利なのでしょう。うがった考え方かもしれませんが……。 そんな入院候補者が会社に通わな ...

旧友の紹介で、築地の神経科に移りました。千葉に引越しして、通院が大変だったこともあります。 以前通っていた副都心にあるクリニックにくる患者さんたちに比べると、築地の方の患者さんたちは皆症状が軽いように思えました。 どこでも同じようなものだと思いますが、初 ...

すでに1~2か月の別居生活は解消していました。 また、東京から千葉への引越と、出産という2つのイベントも乗り越えていました。前回の記事の出来事から数年は経っていたでしょうか。 東京にいたときは、40㎡くらいのワンルーム・マンションでした。今では世帯向けの ...

来る日も来る日も鬱状態の陰性症状が続きうつうつとしていました。 朝、のろのろと起きてはのろのろと朝食を終えのろのろと着替えた後、憂鬱な気持ちで会社に通いました。 夜帰宅すると横になり、一度横になるともう何もする気が起きません。次の行動に移るためには、気合 ...

私が鬱で苦しんでいる頃、妻の方も苦しんでいたようです。彼女は飲食店でパートをしていましたが、職場のもっと若い娘たちの勤務態度が飲食店員らしからぬものだったらしいのです。つまりは清潔さに対して、いい加減だったのです。妻の方はといえば、責任感が強く几帳面だっ ...

今回もまた補足をさせて頂きます。 書籍などでご覧になった方もいらっしゃると思いますが、 ここでもう一度おさらいしておきましょう。 以下の図は、統合失調症のたどる経過を一般化して よく図式に表されるものです。 横軸は時間の経過、縦軸はエネルギーのレベルを示 ...

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