今回はお金についての話をちょっとしたいと思います。
いつだったか、統失カテのブログをいろいろさまよって拝見していたときに、大きな勘違いをされているかたがいました。
目にしたときにコメント差し上げれば良かったのですが、まちがいを指摘するためのコメントなら欲しくないだろうな、と思ったのでやめてしまいました。
そのかたは、「デフレ」のことを「インフレ」とおっしゃっていて真逆のことを言っていたのですが、もしや少なからぬ人がおなじ勘違いをされているかもしれないと思ってしまいました。
どなたのなんと言うブログか思い出せないので、今回の記事にすることにしました。
日本は「インフレ」でなく、まちがいなく「デフレ」です。
30年前のバブルの時代は、インフレ でしたが その後はずっと デフレ が続いています。
かんたんに言えば、インフレというのは、お金の価値が下がること。
デフレはその逆で、お金の価値が上がること。
つまり、おなじ1000円 でも、インフレのときとデフレのときでは価値がちがうので、買えるものの量や質も変わってきます。
インフレの時に1000円で買ったものが、デフレの時には1000円でおなじものが2つ買えるといったようなことが起きます。この例では、デフレ時の1000円はインフレ時の1000円の2倍の価値があることになります。
卑近な例をいえば、ちょっと有名なチェーン店でお昼を食べるとすると、ワンコインでまともな食事をすることができますが、これはデフレである日本での話。
米国なら、外で1食(日本円でいえば)1000円以上はかかるでしょう。
そこそこ美味しいラーメンを米国で食べようとしたら、2000円くらいかかることでしょう。
これらの例から、まちがいなく(米国と比べれば)日本の物価の方が安い、つまり1000円の価値が高いということに他なりません。
ちなみに、たまご や バナナといった食材は、長年ほとんど価格が変わっていないため、「物価の優等生」と言われているのをご存知のかたも多いでしょう。
じゃあ、日本のほうが物価が安いなら住みやすい国じゃん、と思っているとしたらそれは近視眼的です。
実際には物価は徐々に上がっているけど、給与水準が上がらない、一方で税金は上がっていく、多くの国民が生活防衛に必死にならざるをえないわけです。
社会保障費(障害年金も含まれます)も徐々に下げられていくでしょう。
だからこそ、働けない(働かない)障害者である私たちは、かしこく資産運用する必要があると痛感しているのです。
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