年が明けて2週間経とうとしています。
今年は新年のあいさつエントリーもなく始めることにします。
去年の夏ごろから娘の精神状態がよくありません。
コロナ禍で入社し、前半はよくがんばっている様子でした。
帰宅すると、その日のできごとやお客さんとの会話内容など、よく話してくれることで彼女の仕事ぶりや職場の様子などを思い描くことができました。
夏ごろからは、話の内容が悩みに変わり仕事を辞めたいと言い出すようになったのです。
成人式を終えてからは、だんだん娘が自立していく様子を喜んでいましたが、これをきっかけにして次第に彼女に対する心配が大きくふくらんでいきました。
私自身は、昨年のあいだ体調のほうはずいぶんとよくなってきたので、家族を思いやれるゆとりができてきたのは不幸中の幸いです。
それ以前は自分自身のことで精一杯でしたので、娘がもっと早くに壁にぶつかっていたら事態は悪化していたかもしれません。
それはそうと、娘には過保護にならないように自然に接するようにしました。
相談されれば、もちろんいつでも相談に乗りました。
誰もが経験するように好不調はあり、涙をポロポロ流すこともあれば声をあげて笑うこともありました。
年末が近づくにつれ、いよいよ仕事にいくのは無理そうだと判断し、医者にみてもらう事を強く勧めました。
あと10日くらいで2020年も暮れようとしているころ、娘は自分で探し出した心療内科に行きました。
適応障害という診断名で診断書をいただき、それを会社に提出して1ヶ月休職することになりました。
娘は医者が事務的で期待外れだったようですが、手続きを踏んで堂々と休養できることになり、私はとりあえずひと安心しました。
次の課題は、1ヶ月間でどれだけ回復できるか? です。
動けないほど疲弊していたわけではないので、私から娘に最低限守って欲しいことを伝えました。
それは、朝きちんと起きること。起床時刻は本人の決定に任せました。
彼女が決めた時刻は、2020年中は8時、年が明けたら7時半、というもの。
今までのところの途中結果は、守れた回数の方が少ない状況です。
成人後、「自立」を喜んでいましたが、彼女に必要なのは「自律」だったのかもしれません。
辛抱強く、自律できるようになることを見守るつもりです。
そして今日の午後、いつになく落ちているようです。
いつもなら私のいるリビングにやってきて、昨年末に買い与えた Mac を操作しているのですが、自分の部屋に閉じこもっています。
様子を見にいくと、昼食も摂らずにただただ椅子に座って俯いているのです。
波がやってきたようです。
話しかけても一言二言答えるのみ。無気力な様子です。
こういう時、自分の無力さを痛感します。
何を言っても最後は本人の気持ちが動かなければ意味がありません。
次回診察のときに付き添う予定でいます。
娘は誰かが治してくれると信じているかもしれませんが、結局は自分自身で立ち上がって歩かなければならないことを理解すると願っています。
医者ができることは、診断書を書くことと処方箋を出すことそれに傾聴することくらいだと思います。
応援よろしくお願いします。
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