みなさんはこれまでに大変な苦労をしてきたと思います(私もですが)。
いまもなお苦しんでいるかたも少なくないでしょう。
社会や人間関係に(あるいは自分自身に)嫌気がさしている人もいらっしゃるでしょう。
でも冷静になって考えてみてください。
この統合失調症は脳の病気ではあるけれども、外からの衝撃を加えられた結果でなった人はおそらく稀で、多くはふつうに社会生活を送っている中でしだいに思考が狂い始めたのではないでしょうか。
つまり、脳が変形や欠損などをしたのではなく、以前と同じかたちをとどめたままの脳ではあるけれども内部にある神経回路の接続がちょっと変わっただけなのでは、ということです。
感動したりショックを受けたりといった喜怒哀楽は、みなシナプスの神経伝達物質によるものだというのは、ご存知のとおりです。
思い出すというような反復を繰り返すことで、神経回路は太くなり伝達物質はとおりやすくなります。
何が言いたいかというと、ネガティブ思考の連鎖から抜け出すには、ポジティブ思考を試みてそれを反復することです。
(もちろんくすりの副作用で、そもそも身体が思うようにならないかたもいらっしゃるかもしれません。)
あなたがもし、生きづらい世の中だと認識しているなら(もちろん否定はしません)、ちょっと視点をずらして世の中のちがう側面を見ると、人生まんざら捨てたもんじゃないと思える部分もあるかもしれません。
前置きが長くなりすぎました。
私はひしひしとこのように思うのです。いや信じたいともいえます。
それでも社会は善意で回っている、と。
それに気づくだけで、だんぜん生きやすくなると思います。
ちょっと身の回りのモノを見回してください。
どれももれなく人の手が加わっています。誰かが誠心誠意を込めて作ったモノであるはずなのです。
いやいや、これは大量生産でしょ、とか、この観葉植物は天然物だし、とかいろいろ反論も想像できます。
がどれも、自然発生的にできるわけでなく、製造装置や鉢に植える作業など、人によるモノでないものはないと言っていいでしょう。
いまあなたが読んでいるブログを表示している端末だ~って、表示しているフォントだ~って、(アメンボだ~って~(笑))みんなみんな人工物なんです。
誰かがこだわりや信念を持ってデザインし、最後は愛情をもってそれをみんなが目にする形にされてきたんです。(筆者の主観)
生きているかぎり誰かのお世話になっているし、お世話をしているのでしょう。
そういう社会が、悪意で成り立っているわけないじゃないですか。
いやもちろん、世の中にはブラック企業(さいきんでは「ゆるブラック企業」なんてのもあるらしい)や、悪事を働くもの、独善的なもの、私利私欲にまみれたもの、守銭奴の中国製……などあげればキリがないですが。
それでも社会は善意で回っている。
と信じています。
気づけば日常で遭遇しますよね。
コンビニ店員のちょっとした心遣いや……、外出しないのでそれ以上思いつかない(笑)、ブログコメントやその返答など、市井の人々は善意で溢れていることがわかると思います。
善意を示せば善意で答えてくれる、そういう世の中ですよね。
示した善意を受け止められない人や、はなから悪意を撒き散らすような人(笑)に対してはそっとスルーしてあげましょう。
いずれ気づくことになるか、気づかずにいつの間にか見かけなくなることになると思うのです。
長くなったので、さいごにもう一度 繰り返します。
社会は善意で回っている。
世の中捨てたもんじゃない。
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