それ以上、いうことはない。 

って言ってしまえば身もふたもないか。


あの人もこの人も、今読んでいるあなたも、みんなみんな表現者だ。

生きるということは、表現するということだ。


ブログの文章も、音楽を作る人も、映画を作る人、絵を描く人、何かを工作する人も、何かを表現しながら生み出している。

また、生き様もそう。

ファッションで自分を表す人も、仕事を通じて自分の色を出す人も、仕事がなくても(たとえば勉強している人もそうでない人も)日常生活で生き方を「表現」していると言えよう。


その表現が自分自身のものでないとすれば、ちょっと寂しい気もする。

自分ならではの表現をしたいものだ。



話は飛ぶけれど、NHK BSの録画を観た。

「漫勉 neo」という、漫画を好きな人(読む人、描く人)が喜びそうな番組だ。

今回のものは、手塚治虫の特集だった。

phoenix


我が家にも、『火の鳥』シリーズの文庫本が一揃えと他にもいくつかかつて読んだものがしまってあるけれど、もっと別の作品も読みたい気になった。





『火の鳥』全14巻(角川文庫)


それはともかく、手塚治虫という人は漫画という世界の表現者であり、漫画文化や漫画の読者を育てた立役者であることに間違いはない。


しかも、テーマの奥深さや幅の広さ、遺した作品の多さは誰にも敵わない。

寝る暇もなく、おにぎり片手に食べながら、何十という連載の締め切りに常に追われながら描き続けた。


驚くのは、彼がいつインプットしていたのか? という点だ。

常に、一定以上のクオリティを保ちながら、アウトプットし続けられるものだろうか? と思わざるを得ない。


しかも生前のインタビューでは、あと40年は描き続けたい、描きたいことが頭の中にたくさんあり、バーゲンセールしてもいいくらいだ、と話していた。


まさにその点が、手塚治虫の天才たる所以だろう。


漫画は、手塚治虫にとっての人生だった。

と同時に、最大、最高の表現手段でもあった。



みなさんは、何を通して表現していますか? 

そこに、あなた自身を表現できていますか? 




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